洗濯機できちんとお洗濯しているはずなのに、なぜか残ってしまうシャツの黄ばみ。
特に脇部分や首の部分に薄っすらと黄色いシミが残ってしまいます。
白いTシャツや白いワイシャツだと、とても目立ってしまいますよね。
黄ばみが取れないからと、泣く泣く捨てていた方も多いはず。
お掃除にも使われる重曹は、服の黄ばみ落としにも効果的です。
白さを取り戻す重曹を使った洗濯方法をご紹介します。
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シャツの黄ばみの原因は何?重曹で落ちるの?
キチンと洗濯をしているのに、白いシャツに黄ばみが現れることありますよね。気になる黄ばみを落とすには、まずはその原因を知る事が大切!そして汚れの原因にあった洗剤を使用しましょう。
では黄ばみの原因は?というと、私たちの体から出る皮脂です。皮脂汚れが酸化する事で黄ばみになっていくのです。酸化は空気に触れるとおきてしまうので止める事が出来ません。黄ばみが出てしまうのは仕方のない事で、そのつど洗濯をして落とすしかないということです。
また気になる襟や袖口の黒ずみも皮脂汚れの一つです。皮脂にほこり等がついて黒ずみへと変身していきます。
ではなぜ洗濯をしているのに落ちないのか?そこも気になるところですよね。皮脂汚れは文字通り脂汚れです。主婦の方ならご存知だと思いますが、皿についた油を落とす時に水だと落としにくいですよね。洗濯も同様、水を使っていたりぬるま湯を使用している場合は、脂が落ちにくくなってしまうのです。
その他には洗剤も関係してきますが、洗剤の話は次でご紹介をしていきます。
シャツの黄ばみ落としに重曹とお酢を使う方法
ではなぜ黄ばみには重曹を使うとよいといわれているのか?というと、皮脂汚れの性質に関係があります。
そもそも汚れを落とすには、汚れの性質と反対の性質の洗剤を使用して、中和させることが必要です。
黄ばみの原因となる皮脂汚れは?というと酸性の汚れです。そこで弱アルカリ性の重曹を使用して中和させることで、汚れが落ちやすくなるというわけです。
また落ちない汚れは一つの汚れではなく、色々な汚れが混ざり合っていることもあります。そこで弱アルカリ性の重曹と酸性のお酢を一緒に使用することで、汚れの全てを取り除く事が可能になります。
重曹にお酢を入れて重曹ペーストを作れば、黄ばみにも効果を発揮します。
ちなみに最近よく使用される液体洗剤の多くは中性です。黄ばみなどの皮脂汚れを落としたい時には、アルカリ性の粉末洗剤を使うと汚れ残りが少なくなります。
衣類についた汚れによって、洗剤を使い分けてみてください。
重曹と食器用洗剤でシャツの黄ばみを落とす
重曹とお酢を使うと汚れ落しに効果的だとお話しましたが、黄ばみには重曹と食器用洗剤も効果を発揮するとよく耳にします。
食器用洗剤は食器に付いた油汚れをキレイに落としてくれます。皮脂も同じ油汚れですから、重曹と合わせて使用することでパワーアップが期待できますね。
そしてしつこい汚れにはペースト状の洗剤がよく効きます。重曹とお酢を使ったペーストを作った時のように、こちらも重曹と食器用洗剤を混ぜ合わせペースト状にして利用しましょう。
重曹に少しずつ食器用洗剤をたらしていって、使いやすい過多さのペーストを作ってください。
使用方法もとっても簡単!気になる黄ばみ部分にお湯をつけて汚れが浮きやすくします。
そこに作ったペーストを塗りこみ、しばらく放置するだけです。しつこい汚れなら使い古しの歯ブラシなどを使用して擦ってください。
後は洗濯機でいつも通りに洗濯をするだけです。生地を傷めないようにお湯は熱すぎないこと、生地によっては傷みが出ることがありますので、擦り過ぎないように注意をしてください。
服の黄ばみにも効果的な酸素系漂白剤
上記のような方法を試しても黄ばみが取れない場合には、最後の手段漂白剤の出番です。
皆さん漂白剤というと、全てを真っ白にしてしまうというイメージがあるのではないでしょうか。それは塩素系漂白剤で、漂白剤にも塩素系と酸素系があるんですよ。
では酸素系の漂白剤は?というと色柄物にも使用できるというメリットがあります。また液体の酸素系漂白剤は衣類用洗剤と一緒に洗濯の際に使用することが出来ます。これは塩素系と大きな違いですよね。
なので普段の黄ばみ汚れの予防として、液体の酸素系漂白剤を通常の洗濯にも使用している方がいらっしゃいます。
また粉末の酸素系漂白剤をお湯と混ぜて、そこに黄ばんだ衣類をつけ置きすることで頑固な黄ばみ汚れも取り除く事が出来ます。
黄ばみがなかなか落ちないという時には、酸素系漂白剤を使用するほうほうも考えてみてください。
頑固な黄ばみには鍋を使った煮洗い
熱で汚れを緩ませて洗剤で中和させる方法として煮洗いがあります。
煮洗いは煮沸消毒にもなるので、菌を殺菌する時のも役立ちます。黄ばみをとる場合もお湯の中に酸素系漂白剤と洗濯用洗剤を混ぜて、黄ばみが気になる衣類を入れて煮洗いをしてとる事ができます。
しかしこの場合、熱に強い繊維である事が条件です。縮みが出たり傷みが出てしまう事がありますのでデリケートな繊維はもちろん、クリーニング店で洗濯をしなければいけない衣類は煮洗いをしないでください。
また大事に長く着たいと思っている服についても、煮洗いはオススメできません。
この時に使用する酸素系漂白剤は、粉末のものを使用してくださいね。火にかけていると泡がぶくぶくと発生しますので、にこぼれ煮も注意をしながら煮洗いを行ってください。