トマトを家庭菜園やプランターで栽培している人も多いと思いますが、育てていて葉っぱがしおれるなどの症状が出ていませんか。
トマトの葉っぱがしおれてしまう原因はいくつかあります。
よくある原因が水に関係しています。最適な水のやり方を紹介します。
また葉っぱには色々な病気があらわれることもあります。
日当たり、風通しなどの栽培している状況を次から確認してみて下さい。
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トマトの元気は葉っぱがしおれるなどの症状が。失敗しない育て方
トマトは家庭菜園ではおなじみの野菜ですよね。
比較的簡単に栽培できることも人気の理由でしょう。
しかし、全くトラブルがおきないわけではありません。
トマトを栽培していると、葉っぱがしおれるなどの症状が出てしまうことがあります。
トマトの葉っぱがしおれるのは、病気の可能性もあります。
葉っぱが青いまま枯れてしまう青枯病は、株全体が青い葉っぱのまましおれて、数日後には枯死してしまいます。
病気になると他の株にも感染させてしまうため、株ごと抜いて処分するしかありません。原因は根から侵入した細菌です。
失敗しないためには、土の水はけを良くすることと連作はしないことです。
トマトには他にも下葉から黄色く枯れてしまう病気や、白くなってしまううどんこ病など様々な病気になってしまう可能性があります。
重要なのはトマトをよく観察することです。
葉っぱを観察して予防出来るように心がけましょう。
病気になってしまっても、発見が早ければ初期の段階で対処することが出来ます。
トマトの葉っぱがしおれる原因が水切れの場合の水やりの目安
トマトは南米アンデス山脈の高原地帯が原産地といわれ、乾燥に強い野菜です。
しかし、トマトの葉っぱがしおれるなら、水枯れを起こしているかも知れません。
特に鉢やプランターで栽培しているほうが水枯れの可能性が高いでしょう。
地植えとは異なり土の容量が少ないので乾燥しやすいのです。
トマトの実を甘くする方法として、水を極限まで減らして栽培する方法がありますが、プロの方が行う方法です。
トマトの水加減は経験からくる感覚で行われていますから、初心者が真似するのは管理が難しいでしょう。
乾燥気味に育てる程度にとどめ、収穫を優先した方が失敗せずにすみます。
土の表面が乾いたり、水枯れのサインを見つけたら、容器の底から水が染み出すまでたっぷりと水やりします。
表面だけに水を与えても土の中は乾燥したままかもしれません。
土の中心まで水が届くように水やりしましょう。
トマトの葉っぱがしおれる原因で考えられる他のこと
トマトの葉っぱがしおれる時、病気でも水枯れでもないなら、日照不足かもしれません。
トマトは日光が大好きな植物です。
一日に数時間しか日が当たらなかったり、日陰で栽培している場合には、日照不足になり枯れやすくなってしまいます。
また、葉っぱが茂り重なり合っていて十分に日光に当たらない場合にも同じ様な症状がでます。
葉っぱの混み合っている場所は必要に応じて摘葉しましょう。
トマトを栽培する時には、風通しにも気をつけましょう。
風通しが悪く湿気が多いと、病気や害虫被害を招く原因となります。
風通しの良い場所で栽培することはもちろんですが、葉っぱ同士が重なり合わないように間引きしたり、株間を十分に離すことも大切です。
トマトの葉っぱが元気が無いなら肥料をあげてみましょう
トマトの葉っぱがしおれるて元気がないなら、肥料を与えて見るのも良いでしょう。
肥料には有機質肥料と化学肥料の2種類があります。
それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
有機質肥料
化学肥料を使わずに栽培する場合に用いられる肥料で、動物性(動物の骨や糞など)と植物性(米ぬかや名の菜種油の絞りカスなど)があります。
メリットはゆっくりとと効果が現れて長続きすること、そして、野菜の成長もゆっくりなので健全でおいしい野菜ができやすいことです。
臭いがしたり虫が湧く可能性が有ることはデメリットです。
また、土壌微生物が分解する過程で有害物質が発生してしまう可能性もあります。
化学肥料
鉱物や岩塩、吸気中の窒ガスなどを原料として、化学的な工程を経て作られた肥料です。
メリットは水に溶けてすぐに根が吸収するので効き目が早いことです。
また、有害物質を含まず、臭いが少ないことも長所でしょう。
デメリットは、速攻性のある肥料なので、長期栽培の野菜には追肥が必要になる点です。
また、少量で効果が得られるため、過剰に与えてしまう可能性があります。
化学肥料ばかりを与えていると、土の微生物が減ってしまい土の質が悪くなってしまうのもデメリットと言えるでしょう。
トマトに発生しやすい病害虫を紹介します
トマトの葉っぱがしおれるのは病気の可能性があります。
先程ご紹介した青枯れ病の他にも、いくつかの病気が考えられます。
トマトの病気として代表的なものをご紹介します。
萎凋病(いちょうびょう)
下葉から黄色く変色してしおれ、生育不良となっていずれ枯れてしまいます。
半身萎凋病
葉っぱや株の片側だけがしおれます。
疫病
葉っぱや茎・果実に暗褐色の病斑が現れて、裏面には白いカビが発生し、やがて枯れてしまいます。
黄化葉巻病(おうかはまきびょう)
葉っぱがカールして萎縮し、次第に黄色く変色します。
トマトでは特に被害が大きくなります。
モザイク病
葉っぱが細くなったり歪んだりして、濃淡のモザイク模様が葉脈にそって現れます。
トマトのかかる病気は他にもあります。
トマトをしっかり観察して病気を特定し、適切に対処することが大切です。