ハムスターは子沢山。カップルでゲージに入れておくと、やがて数匹の赤ちゃんが生れます。とても可愛いですが、赤ちゃんが順調に成長するにはそれなりの知識が必要です。
では、ハムスターの赤ちゃんが順調に成長するにはどのような点に注意すべきなのでしょうか。
ハムスターの赤ちゃんの成長過程、生後1、2週間の時期に気をつけたいことなどについてご説明します。
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ハムスターの赤ちゃんの成長過程と親離れについて
ハムスターと一言で言っても種類はさまざまです。
ゴールデンハムスター、ジャンガリアンハムスター、ロボロフスキーハムスターなど同じハムスターでも種類によって違う特徴を持ちます。
まず覚えておきたいことは、ハムスターを繁殖させる場合、必ず同じ種類のハムスター同士で繁殖させるということです。
違う種類で繁殖させると、奇形が起こったり、病弱なハムスターが生まれる可能性が非常に高くなります。
ではハムスターの赤ちゃんが生まれてからの成長過程ですが
- 生後0日~4日
耳も目も開いておらず、体毛も生えていません。寝ていることが多く、ほとんどの時間を巣の中で過ごします。 - 生後5日
母親から少しずつ餌をもらって食べるようになります。少しずつ体毛も生えてきます。 - 生後10日
まだ上手ではありませんが、自分で餌を食べるようになります。 - 生後2週間
目が開き、自分でトイレに行くようになります。人間にも慣れてきて、ケージの外を赤ちゃん達で見つめていたり、とても愛らしい姿を見ることが出来るようになってきます。 - 生後20日
兄弟で遊んだり、回し車で遊んだりと動きが活発になってきます。まだ十分とは言えませんが、自分だけで生きていくことも可能になってくる頃です。
ハムスターの親離れのタイミングですが、生後1ヶ月くらいすると、親ハムスターが赤ちゃんハムスターを攻撃する姿が見られます。
これは攻撃して独り立ちをさせるためですが、このようなことが見られたら別のケージで過ごした方がいいでしょう。
仲良くしているなら、無理に離す必要はないので、親子の状態をよく観察していきましょう。
ハムスターの生後1週間の赤ちゃんが順調に成長するために注意したいことは?
ハムスターの赤ちゃんの生後1週間くらいは、人間が出来るお世話は何もありません。
基本的に育児は全てお母さんハムスターがするので、心配ありません。
産後間もなくは、出産や育児でお母さんハムスターは敏感になっています。
刺激を与えると強いストレスになるので、静かに見守ってあげるようにしましょう。
赤ちゃんハムスターを触るなんてことは、絶対にしてはいけません。
赤ちゃんに人間の匂いがつくと、お母さんは育児放棄をしたり、子供を食べてしまうという行動が起こってしまいます。
順調に成長するためには、人間は静かに何もせずにいるということが鉄則です。
赤ちゃんの様子を見ようと、巣を覗くこともやめましょう。
お母さんがストレスを感じ、これも育児放棄や子食いの原因になってしまいます。
ケージの掃除もせず、餌や飲み水の交換と、汚れが目立つときだけトイレを掃除する程度にしておきます。
ハムスターの赤ちゃん生後2週間目にはどのくらい成長するの?
生後2週間を迎えた赤ちゃんハムスターは、体毛も生えてきて見た目はすっかり立派なハムスターです。
目や耳も発達してきて、周囲の状況を把握する力も備わってきます。
まだ赤ちゃんに触れてはいけない時期は続いています。
自分で餌を探して食べるようにもなり、どんどん成長を感じることが出来る時期です。
餌はまだ柔らかいものが好ましいので、ペレットは水でふやかしたり、野菜は茹でてから与えることをおすすめします。
餌を食べるとはいっても、離乳はまだ出来ていないことが多いです。
お母さんは離乳が完了するまでは警戒心が強い状態が続くので、引き続き注意が必要です。
ケージの掃除も、もう少し我慢しましょう。
お母さんハムスターは出産や育児、授乳で体力を消耗しています。
餌の他に煮干しなどの動物性タンパク質も、一緒に与えるようにして下さい。
動物性タンパク質が不足すると、健康面も心配ですが、栄養不足から子供を食べてしまうということもあります。
このような事態を防ぐためにも、きちんと栄養補給をさせましょう。
ハムスターの赤ちゃんを守るために飼い主としてできることは?
赤ちゃんハムスターを、健康に成長させるために飼い主である人間には、どのようなことが出来るのでしょう。
まずは刺激を与えないということが大切です。
赤ちゃんが無事に生まれたのか、何匹生まれたのかなど、気になることはたくさんあります。
しかし気になるからと言って巣を覗いたり、赤ちゃんを触ったりすることは絶対にしてはいけません。
先ほども言ったように、お母さんハムスターが非常に強いストレスを感じます。
育児放棄や子食いにつながり、これでは到底赤ちゃんハムスターを守ることにはなりません。
赤ちゃんが自分で巣から出てくるまで、じっと待ってあげましょう。
温度調節も大切なことです。
特に赤ちゃんハムスターは、寒さに弱い生き物です。
冷えは命にも関わるので、25度前後の室内に設定してあげましょう。
生後1ヶ月を過ぎたら、オスとメスを分けましょう。
ハムスターは生後1ヶ月半頃から、繁殖が可能になります。
兄弟間でも繁殖します。
同じケージで飼育していると、繁殖する可能性が高くなり、メスが妊娠することはよくあります。
ハムスターも出産は命がけなので繁殖を望んでいない場合は、オスとメスを分けて飼育することが必要です。
ハムスターが育児放棄して赤ちゃんが置き去りになっていたらどうすればいい?
お母さんハムスターが赤ちゃんハムスターの育児を放棄しているかも…。
そう思うと心配で心配で、居ても立ってもいられないですよね。
しかし容易に行動することは危険です。
まずは遠くから、静かに様子を見てみましょう。
赤ちゃんハムスターは、自分で巣に戻れない場合、鳴き声で母親に助けを求めます。
人間にも聞こえる声なのですが、あの小さな体から発する鳴き声なので、周囲がざわついているとかき消されてしまいます。
赤ちゃんハムスターが活発になるまでは、静かな環境を作ることも人間の大切な役目です。
お母さんが赤ちゃんの鳴き声に気付くと、口でくわえて巣まで連れ帰ります。
10分以上してもお母さんが気付かなかったり、巣に連れて行かないときは、飼い主が巣まで戻す必要があります。
しかし、そのまま手で戻すようなことは絶対にしないで下さい。
お母さんハムスターの、トイレ掃除に使っているスコップがあれば、そのスコップで赤ちゃんを巣の前まで移動させてあげます。
他のハムスターと共有して使っているスコップは、臭いが付いているのでやめましょう。
この場合は、新品の割り箸を使って戻します。
赤ちゃんに負担がかからないように、ティッシュを巻く方法もありますが、ティッシュを巻くときにどうしても人間の匂いが付いてしまいます。
優しい力で、赤ちゃんに怪我をさせないように戻してあげましょう。