猫の捕獲器の使い方については注意したいポイントがあります。捕獲器は迷子になってしまった猫や保護を猫を捕獲するためにとても便利ですが、猫のためにも設置をする際など使い方に気をつけないといけません。
そこで、猫の捕獲器の使い方について、設置の際の餌の置き方や使い方のポイント、入りやすくするためのコツや設置後の注意点、猫を捕獲した後にやるべきことなどお伝えしていきましょう。
これを読めば、はじめて捕獲器を使う人でも設置のポイントをおさえて使うことができ、猫の安全を考えた使い方ができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
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猫の捕獲器の使い方は餌の置き方にも注意
自宅で可愛がっていた飼い猫が脱走してしまうと「早く捕獲しなくちゃ!」と焦ることも多く、捕獲器を使おうと考える方もいると思います。
捕獲器を使う場合、多くは捕獲器の中に猫の好きな餌やおやつを置いて誘き寄せて捕獲することが多いと思いますが、この時の餌の置き方や餌の種類には注意しなければいけません。
捕獲器を使う重要なポイント2つ
餌はニオイの強いものを使用
キャットフードでも問題ありませんが極力はニオイの強い餌を使用することが大切です。ニオイの強い餌であれば、嗅覚の優れている猫をより効果的に誘き寄せることができ、早期の保護に繋がります。
猫が食べてはいけないもの(ネギ類やチョコレート類等)以外のもので、ニオイの強い餌を用意するようにしましょう。
餌は一番奥に置く
猫はとても賢い動物のため、餌が取りやすい位置にあれば餌だけ食べられてしまうことも少なくありません。
また、餌を中途半端な位置に置いてしまっては、閉まる扉で怪我をしてしまう可能性もあるため、餌は必ず一番奥に置くようにしましょう。
猫に気づかれないようにするための捕獲器の使い方のポイント
猫は警戒心の強い動物です。
捕獲器など目にしたことのない物があれば、より一層警戒心は強くなり慎重になってしまいます。
そのため捕獲器を使用する場合には、猫に気付かれないように捕獲器を使うことが大切です。
捕獲器の使い方のポイント
捕獲器は毛布等で覆う
猫は狭く暗い場所を好む傾向がありますので、毛布等で覆って猫が入りやすい環境にすることが大切です。
また、捕獲器が毛布等で覆ってあれば、捕獲器の中にいる猫も少しは安心して過ごすことができるはずです。
捕獲器を設置する周辺住民の協力が必要
知らない世界に飛び出してしまった猫は、たとえ飼い主であっても警戒してしまう場合があります。
そのため、捕獲器設置場所の周辺には、基本的に人間が近付かないようにすることが大切です。
周辺住民に捕獲器を設置する旨を伝えて、協力してもらうようにして下さいね。
猫が入りやすくするための捕獲器の使い方のコツとは
捕獲器で飼い猫を早く保護するためには、猫が見つかりやすい時間帯や捕獲器の使い方のコツも覚えておきましょう。
猫は日が暮れ始める「夕方」と日が昇る前の「早朝」に活動が活発になると言われています
そのため捕獲器を設置する場合にはこれらの時間帯を目安に設置するのがポイント。
捕獲器の使い方のコツ
猫にとって初めて目にする捕獲器は怪しいもの以外の何ものでもありません。
そこで捕獲器に対しての不信感を和らげるために、捕獲器周辺におやつや餌を散らばしておきましょう。
捕獲器を使う場合には、一気に捕獲しようとせずに少しずつ猫の警戒を解いていくことが大切です。
捕獲器を設置してから気をつけたいこと
捕獲器の設置後は定期的に捕獲器を確認するようにしましょう。
迷子になった飼い猫以外にも、外では多くの野良猫が暮らしています
こうした外で暮らしている野良猫はまともに餌を食べられていない可能性が高く、餌に対してとても貪欲です。
そのため、餌欲しさに違う野良猫が捕獲器に入ってしまう可能性があるため、1~2時間毎に捕獲器を確認する必要があります。
また、捕獲器に入れる餌を定期的に交換することも忘れてはいけません。
季節にも注意
夏場など気温の高い時期は特に餌の腐敗が進みやすくなりますので、早めの交換を行うようにして下さいね。
このことから捕獲器設置後の「長時間放置」は厳禁です!
捕獲器は定期的に状態を確認するようにしいつでも万全な状態で整えておきましょう。
猫の安全を確保してから取り出してあげましょう
捕獲器で飼い猫を保護することができたら、安心の気持ちから猫をすぐに抱き寄せたいと思うかもしれません。
しかし、捕獲器で捕獲された猫はパニック状態になっている可能性が高く、扉を開けた途端に再度脱走してしまうなんてことも少なくありません。
また、パニック状態になっている猫は突然暴れてしまう場合もあり、怪我をすることもあるかもしれません。
そのため、猫を捕獲器から取り出す際には、猫の安全を確保した状態で取り出すことが大切です。
猫が捕獲器からすぐに飛び出ても大丈夫な環境にする
自宅で捕獲器の扉を開けるなど、落ち着いた環境で取り出すようにして下さいね。
またこの時、猫のニオイがついたおもちゃや毛布などを嗅がせてあげると、気持ちを落ち着かせてあげることができますので用意しておくと良いでしょう。
一方で衛生環境の悪い外で過ごした猫は、ノミやダニなどの寄生虫に寄生されていたり、他の野良猫から病気をもらっていたり風邪を引いてしまっている場合があります。
保護して落ち着いたら、必ず係りつけの動物病院で診察を受け、適切な処置を受けるようにして下さい。