中学と高校の教師では、どんな違いがあるのか。
これから教員免許取得を目指す学生にとっては、気になる1つではないでしょうか。
当然ながら、中学と高校とでは教える年代が違いますが、ただ単に年代が違うだけではありません。そこには中学と高校ならではの違いがあります。
免許状の違いから指導内容の違いまで、詳しくご紹介します。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
ダンスの習い事。ヒップホップをキッズが始める時に確認したい事
子供の習い事で最近人気があるのがヒップホップダンスではないでしょうか。学校の体育の授業に、ダ...
ハムスターのヒーターは水槽のものでもいい?ヒーターの取り扱い
ハムスターが過ごしやすい温度は20〜26℃となります。寒くなってきたとき役立つのはヒーターですが、水...
スポンサーリンク
中学と高校の教師では、修得単位数の違いがある
これから将来を決める方向性を考えている大学生の方々。中学生と高校生の教師では、どんな違いがあるのか、考えてみたことはありますか?どちらの方が自分の職業に向いているのか。その目安になるもの、違いを説明していきます。
中学と高校の先生になる為には、修得単位数の違いが出てきます。
教職に関する科目という単位を取る必要があるのですが、その単位が中学の教師では、31単位、高校の教師では、23単位と、中学の方が多く取得しなくてはいけないという違いが出てきています。
どうしてその違いが出てくるかというと、中学の科目では道徳の授業があること、教育実習ですが、高校より中学の方が長いので、このような単位の取得の違いが出てきます。
「それじゃ、高校の方が良いの?」と聞かれるとそうでもありません。「教科又は教職に関する科目」というものがあり、それに関しては、高校が16単位、中学が8単位になります。その理由は、高校の方がより専門的になるからです。
より専門的なものを求めており、教えていきたいのなら、高校の先生の方が良いのかもしれませんね。
中学と高校の違い、教師の学力も問われる
中学の先生。高校の先生。どちらになろうか迷っている。あなたの悩みの答えになるかどうかはわかりませんが、どちらにするのか、教師に問われる学力の違いという点から答えていきたいと思います。
中学は義務教育なのに対して、高校の方は、ある程度の学力を持った生徒が多いです。中学は基礎的な学力を持っている学生に対して、高校はよりレベルの高い学生が集まりやすいのが現実になります。
その分、高校の先生ともなると、一つの分野でより深い知識を求められてきます。その為、中学ではそんなに難しい質問が来ないのに対して、高校では、より専門的な質問が生徒から来る可能性がある、難易度が高いものになって来るのが現状です。
あなたは、一つの分野で高い学力を持っていますか?それとも、まんべんなく基礎的な知識を持っていますか?それによって、中学の先生にするのか、高校の先生にするのか、同じ「教える」という分野でも、進路が変わってくると思います。
中学と高校とでは、教える相手の年代でも違いがあるため指導内容もことなる
中学の先生になるのか、高校の先生になるのか、迷っています。当たり前といえば当たり前ですが、中学の先生、高校の先生となると、生徒の年齢の違いも出てきます。
年齢が違うとなると、幼稚さ、逆に大人っぽさも出てきます。中学生は「この前まで小学生だったんだな」という雰囲気があるでしょうし、高校生ともなると、「大学を意識しているのかな」と感じる生徒も出てきます。
中学生は思春期も人もいるので、その分、先生に対しても反抗してくる生徒もいそうです。その点、高校生は取扱が少しは楽になりかもしれません。
また、学業に対するやる気も違うかもしれません。中学はあくまでも義務教育なのに対して、高校は受験して合格した人たちが集まってきます。高校にもよりけりかもしれませんが、はっきりした目標(例えば、自分はこの大学に入るなど)を掲げて高校に入学してきている生徒もいるかもしれません。勉強に対する違いも中学と高校では出てきます。
大人に近い高校生と距離間を掴むは難しいが、思春期の中学生を相手にするのはもっと大変
教師という仕事ですが、高校でも中学でも、それぞれ辛さがあり、「どちらか簡単な方を選びたい」と思っている方は、難しい現実に直面すると思います。
中学の先生は相手が思春期の年齢なので、取扱が難しいと思います。友達に好きな人ができて、焦ってしまったり、家族の悩みも出てくるのがこの時期とも言えます。友人関係でも「中々うまくいかない」ともどかしさが問題行為として出てしまうこともあります。
中学の先生になるのは、そういう思春期の生徒を相手にしなくてはいけない点で大変さがつきものになります。
高校生ともなると、そういう難しさはなくなります。
先生になって間もない方でしたら、年齢も近いので、高校生との距離を掴むのも難しくなってくると思います。
中学と高校の教員免許の両方取得するメリット
中学と高校のどちらの教員になるのか迷っているのでしたら、教員免許を両方取得するという選択肢もあります。
中学と高校、両方の教員免許を持っていれば就職の幅が広がる
高校の採用試験ですが、中学と高校、両方の免許を持っていないと受けれないケースもあります。大学で教員免許を取得するのであれば、就職の幅も広がるので、両方取ることを考えた方が将来の為になると思います。
こっちがダメなら別の道を行くなど、人生でも「これがダメなら、そっちに行く」など選択肢が幅広い方が、生きやすくなってくると思います。中学と高校、どちらにしようかな?と悩んでいるのであれば、両方取得して、問題を解決するのも、良い解決方法だと思います。
どちらも生徒とのコミュニケーションを必要としますし、「教える」という立場には変わりはありません。どちらも対応できるというのも、人間性が高まって、良いと思います。
中学と高校では、教師になるとしたら、どんな違いがあるのか、上記の記事で違いを見てきました。「やっぱりこうなのか」「こんな違いがあるのか」など、新しい発見もありましたか?あなたがどちらの道にいくのか、もしくは両方取得していくのか、決断を出すのに助けになる情報を乗せたつもりです。生徒に教えるというのも、素晴らしい職業です。是非両方取得して、教壇に立って下さい。