パンを手ごねする時間はどのくらい?こねるじかんの短縮方法

パンの手ごね時間はどのくらいおこなうのが正解なのでしょうか?本やレシピによって違ってくるパンの手ごね時間。

また、レシピの通りにつくっても硬い仕上がりになってしまったり膨らみがたりなかったりと難しい手ごねパン。こねる時間を短くする方法はあるのでしょうか。

手ごねする時間の他にチェックしなければいけないポイントがあるようです。

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パンを手ごねをする時間はどのくらいが適正なの?

時間よりもパン生地の状態を見極める事が大切

パンを手ごねで作るレシピはたくさんありますよね。
レシピによって材料もこねる時間も様々で、どれが最も良いのか悩みますよね。

手捏ねパンは材料を混ぜ合わせてから、こねたり、叩いたり、たたんだりしながら、粘りや伸びある弾力のある生地にします。

こねる時間は使う分量や材料によって異なりますが、10分~20分程度のようです。
分量が多かったり、卵やバターなどの量で仕上がり具合が変わってくるのです。また、熟練度によっても変わってくるでしょう。

手ごねパンでは叩く回数もレシピによって違いますが、あまり多い数はおすすめできません。
叩くと水分が飛んでしまうからです。

パン生地を捏ねるのは弾力のある生地にするためで、薄い膜がつくれるくらいの生地がベストと言われます。

てごねは時間を目安にするよりも、生地の具合によって判断するようにしましょう。

パンの手ごね時間を短くすることはできる?

なぜパンはこねる必要があるのか

パンを作る時の手ごねの作業はとても重労働ですよね。できれば少ない時間で終わらせたいと誰もが思うはずです。

パンをこねるのは、グルテンをつなげるためです。
グルテンをつなげて膜を作ります。
酵母が発酵の時に出てくるガスを、このグルテンの膜が受け止めて、パンが膨らむのです。

ですから、グルテンが繋がるようにこねると、早く終わることが出来るということになります。

パン生地がある程度混ざったら、台にこすりつける様に混ぜると思います。
この時に、角度を変えながらこすり付けてみましょう。
縦横のグルテンを効率よく形成出来ます。

また、基本の生地に他の材料を追加するほど、しっかりとこねる必要が出てきます。
期間だけを重視するならば、卵やバターなどを使わないレシピを選ぶと良いでしょう。

パンの手ごね時間があっているかを確かめる方法

パンのこね上がりは生地の状態で判断する

パンはグルテンの膜を作るためにこねますから、膜が形成されていれば完了です。

グルテンは小麦粉に含まれているタンパク質の一種で、水を加えてこねることで出来る粘りと弾力性のある網目状の組織がグルテン膜です。
グルテン膜がしっかりと形成されていないと、発酵のガスを包み込むことが出来ないため、生地が膨らみません。
ふっくらと美味しいパンのためには、このグルテン膜がとても重要になります。レシピにのっている時間しっかりとこねたら、生地のチェックをしてみましょう。
生地を両手で持って人差し指か中指を使い、生地を薄く両外側へ伸ばします。この時に薄い膜が出来るか確認しましょう。
膜を指でつついても破けず、指がうっすらと透けて見えるなら完璧です。

膜が出来ない場合にこね足りないので、もう少しこねてから改めてチェックします。

パンの手ごねで気をつけることとは?

パンを手ごねする時のポイント

  • 水分量を調節して、少し柔らかめの生地を作ること。(小麦粉の種類や季節によって変わります。)
  • 油脂類は生地のベタつきがなくなってから、混ぜ込むこと。
  • しっかりとこねて、生地を丸めた時にはゴム風船の様に滑らかな表面になること。
  • こねあげた生地の温度は、一般的なパンで27~29℃になること。

美味しいパンのためには、良いパン生地が必要になります。
素材のこだわるのも美味しいパンづくりにはかかせませんが、しっかりとこねて、粘りと弾力のある生地を作り上げることが、最も重要になます。

初心者の方が「出来上がったパンが固い」と悩んでいる場合、たいていはこね不足が原因のことが多いです。
こね不足の生地は発酵も悪く、焼き上がったパンはボリュームに欠けたコロコロとしたパンになってしまいます。

パンの手ごねは難しい!だからこそ成功したときに嬉しい!

パンの手ごねは実はとても難しい作業です。

ここまでしっかりとこねることをおすすめしてきましたが、とにかくこねれば良いというものではありません。

パンの生地はとてもデリケートです。
グイグイと力を入れて捏ねすぎると、生地を傷めてしまいます。
傷ついた生地では、上手く膨らむことが出来ないため、焼き上がったパンは固くなってしまいます。

パン生地の基本的なこね方

ボウルの中の材料を、木べらを使ってある程度混ぜ合わせます。この時点ではまだベタベタです。

この生地を台の上に取り出して、手前から奥へ向かって30cm位を目安に伸ばしていきます。
奥から手前にまるめて戻します。
この時に台や手に残っている生地はスケッパーなどを使いって取り、生地の固まりに戻しましょう。

この作業を繰り返しているとだんだんと生地がまとまってきて、台や手に生地がくっつかなくなります。

パン生地を痛めないように、無理やりこねるのはやめましょう。
てごねでパンを作るのはとても重労働ですが、美味しく出来た時のパンは格別です。

手ごねパンを作る時に必要なのは愛です

これまでご紹介したように、手ごねパンでは材料をこねて粘りと弾力のある生地を作ることが最も重要になります。

パンをこねる作業はとても難しいうえに重労働です。

デリケートなパン生地が、ふんわりと膨らむためには、優しく、だけど根気よくこねる必要があります。

生地がベストな状態になるまでこね続けなくてはいけません。しかし、こね過ぎも膨らまない原因になるのでよくありません。
パン生地の中でグルテンがつながり、薄い膜を形成するタイミングを見計らう必要があります。

これはグルテンを育てる様な感覚です。
この工程を愛しく感じることができれば、きっと美味しいパンを作ることができるはずです。

ぜひ愛情をたっぷりと注いで、美味しいパンを作ってくださいね。