作りおきとして煮物を作り、冷蔵庫で保存して何日か経ってから食卓に出す事もありますが、気になるのが日持ちです。
食中毒だけは避けたいものですが、煮物は冷蔵庫で何日くらい保存可能なのでしょうか。
煮物によって若干保存期間に差がありますが、いずれにしても冷蔵保存する場合には注意が必要です。
保存容器にも注意して、早めに食卓に並べましょう。
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煮物は冷蔵庫で何日くらい保存可能?冷凍の方が日持ちするのか
煮物を冷蔵する場合
筑前煮や肉じゃがでしたら3日くらい、しっかりと味付けがされているひじきの煮物のようなものでしたら、5日くらいが目安です。
また、煮物は毎日火を通すことで日持ちをよくさせることもできますが、火を通しているうちに煮汁が煮詰まってしまい、味が濃くなりすぎたり味が落ちてきてしまうので、なるべく早く食べ切ることを心掛けて下さい。
煮物は冷凍保存することも可能
ただし、一口に煮物と言っても冷凍に向くものと向かないものがあります。
冷凍しても美味しく食べられるものとしては、ひじきの煮物や、切り干し大根など、しっかりと味付けがされていて、冷凍しても食感があまり変わらないものが向いています。
肉じゃがや、大根の煮物、かぼちゃの煮物などは、冷凍することはできますが、解凍後にはちょっと食感が悪くなってしまう場合もあります。
また、冷凍する煮物の中にこんにゃくが入っている場合には、こんにゃくを抜いてから冷凍するようにしましょう。こんにゃくは冷凍すると食感がかなり悪くなってしまい、美味しく食べることができません。
煮物を冷凍する時には、1回分ずつ小分けにして冷凍しておきましょう。そして、冷凍する時には煮汁も一緒に冷凍するのがおすすめです。
かぼちゃやひじきの煮物は冷蔵庫で何日保存可能か、日持ちさせるコツとは
かぼちゃの煮物の日持ちを長くする方法
日持ちを長くさせるコツとしては、水はなるべく使わずにしょうゆや酒、お酢を少々入れ、煮汁がなくなるまで煮込むのがポイントです。
かぼちゃの煮物は冷蔵の場合の日持ちは3日が目安です。
冷蔵庫に入れる時には、粗熱を取ってから冷蔵庫に入れます。
そうすることで日持ちも良くなりますし、味もしっかりと染み込みます。
また、濃い味付けのものは、菌の繁殖を抑えます。
ひじきの煮物の日持ちを長くする方法
こちらも同じように味を濃い目にして、水分はなるべく飛ばしく作ります。
ひじきの煮物は冷凍しても食感が変わりにくいので、冷凍するのもおすすめです。
1食分ずつ小分けにしてラップに包み冷凍します。食べる時には電子レンジで温めればすぐに食べられます。
冷凍した場合には、1ヶ月以内に食べ切るようにしましょう。
煮物の中でも作りすぎてしまう筑前煮は冷蔵庫で何日まで保存可能か
家庭で筑前煮を作る時には大きな鍋いっぱいに作るという方が多いと思います。
冷蔵庫で保存する場合には、粗熱が取れたらタッパーなどの密閉できる容器に移し、蓋をして保存します。
筑前煮を長く日持ちさせるためには、冷蔵庫で保存していたとしても毎日火を通すことがポイントです。
また、作る時に少量のお酢や生姜をいれると保存性が少し高くなります。
日持ちの目安
- 普通の冷蔵保存だと3日くらい
- 通常よりも味付けを濃くすると5日くらい
- 毎日火を通すと7日くらい
常温での保存は避けましょう。
気温が低い冬などは、夜作った煮物を一晩常温で置いても大丈夫と思いがちですが、長く日持ちをさせるには、粗熱が取れたらすぐに冷蔵庫に入れるのがおすすめです。
煮物を冷蔵庫で保存する場合に適した容器とは
煮物の保存、注意点
- 料理を入れる保存容器は清潔なものを使いましょう。
- 調理後は熱いうちに保存容器に入れて、粗熱が取れたら冷蔵庫へ入れましょう。
- 夏は高温多湿になるので、冬場よりも早めに食べることを心掛けましょう。
- 冷凍する時には、1食分ずつ小分けにすると食べやすくなります。
煮物を入れる保存容器について
- 雑菌が入りにくいように蓋付きのものが良いでしょう。
清潔に洗ってあるもので、中もしっかりと乾かしてから食材を入れます。
耐熱ガラス容器は汚れも落ちやすく、容器のまま電子レンジで加熱もできるので便利です。
ホーローの容器も汚れが落ちやすく、保存に向いています。温め直しの時に直火に掛けることもできます。オーブンには使えますが、電子レンジには使えないので別の容器に移し替えて温めましょう。
煮物を作り置きして冷蔵庫保存する際の注意点
煮物を保存容器に移す時
必ず清潔なスプーンや箸を使って下さい。調理器具にも菌は繁殖するので、取り分けるものにも気を付けましょう。
他の料理に使った箸をそのまま使うのはおすすめできません。菌の繁殖の原因になることもあり、日持ちさせたい場合には避けて下さい。
また、保存容器に入れた後には、容器の中身がわかるように、料理の名前と作った日にちをマスキングテープなどに書いて、容器に貼って置きましょう。
マスキングテープは外す時にも簡単なので、繰り返し使う保存容器にも使いやすいものです。
付箋で代用することもできますが、マスキングテープの方が外れにくいのでおすすめです。
保存するおかずの味付けはいつもより濃い目に作ると保存性が高まります。
また、肉や魚などはしっかりと中まで火を通すことで、食材の中で菌が繁殖するのを防いでくれる効果があります。