料理でよく登場する玉ねぎの薄切りですが、薄切りにはコツがあります。
どの料理に対しても同じ切り方をしている方もいますが、加熱と生食で使い分けるのがまず基本となります。
また、玉ねぎ独特の辛味が苦手という方も多いと思いますが、これにもコツがあります。
知っているようで知らない玉ねぎの薄切り、そのコツをご紹介します。
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玉ねぎの薄切りのコツ、加熱と生食で使い分ける
玉ねぎの薄切りで気を付けたいのが、繊維に沿って切るか、繊維を断つように切るか、料理に合わせた切り方をすることです。
基本は、加熱する場合には繊維に沿って切る方法、生食の場合には繊維を断つように切る方法などと分かれます。
玉ねぎを加熱する場合の薄切りについて
加熱する場合には、繊維にそって端から薄く切っていきます。
玉ねぎをまず半分に切り、切り口を下にします。繊維に沿うように端から薄くスライスしていきましょう。
繊維に沿って切ると加熱した時にも煮崩れしにくいという特徴があります。
玉ねぎのシャキシャキとした食感も残り、長時間煮ても形がしっかりと残っています。
玉ねぎを生食する場合、薄切りはこうしよう
玉ねぎの繊維を断ち切るように切ると、玉ねぎの辛味が出にくく食感も柔らかくなります。
辛味と臭いの原因は、硫化アリルという成分で、この成分は揮発性なので繊維を断ち切ることによって、辛味が抜けやすくなります。
加熱すると、水分が出て煮崩れしやすいので、長時間の煮物には向かない切り方です。
玉ねぎの端から端まで綺麗に薄切りするコツ
玉ねぎを切る時には、根についた泥汚れなどが気にあることはありませんか?
玉ねぎの皮やヘタを手を汚さずに取る方法をご紹介します。
まず、玉ねぎの上の部分を切り落とします。そして包丁の刃元を切り口の皮の隙間に入れ、剥がすように剥いてきます。
下の根の部分を取る時には、包丁の刃先を根の方向に向けて少し刺し、ぐるりと一周回すようにして取ります。
玉ねぎのスライスは、切り始めと切り終わりがどうしても高さが出てしまい、大きくなってしまいがちですよね。
そこで始めに玉ねぎの横向きに切り目をいくつか入れておきます。
それから薄切りを始めると、始めに切った部分も同じような大きさになります。
そして、後半になると玉ねぎが小さくなってきて切りにくくなると思いますが、その時には玉ねぎを90度右に倒し、また薄切りを始めると切りやすくなります。
玉ねぎの薄切りが辛い!辛味を抜くコツとは
玉ねぎのスライスの辛味を抜く方法と涙を抑えるコツをご紹介します。
玉ねぎは切ってすぐには辛味が強いのですが、切った後に放置しておくことで辛味がやわらぎます。
これは辛味成分の硫化アリルの成分が揮発性なので、時間と共に辛味成分が飛んでいくのです。
玉ねぎは外側の方が辛いので、普段よりも1枚多く皮を剥いておくと良いですね。
また、玉ねぎを切っていると目が痛くなって涙が出てくるのも、この硫化アリルの成分が原因です。
ですので、成分がなるべく気化しにくいように、切る前にはしっかりと冷蔵庫で冷やしておくことが大切です。
換気扇をしっかりと掛けておくのも効果的です。
玉ねぎなどの根菜類は常温で保存しているという方も多いと思いますが、玉ねぎを使う予定がある時には、あらかじめ早めに冷蔵庫に入れておくと良いでしょう。
そして、包丁の切れ味も関係します。切れない包丁だと細胞が壊れやすく硫化アリルも揮発しやすくなるので、切れる包丁を使うことが大切です。
玉ねぎの薄切りを水にさらすと栄養分が逃げるの?
玉ねぎのスライスは水にさらすと辛味が抜けると聞いたことがある方も多いと思います。そうすると、確かに辛味は抜けるのですが、大切な栄養も一緒に水に溶け出してしまいます。
ですので、辛味が気になるという方は、水にさらすよりも切った後に広げて置いておくというのがおすすめです。
まずは、玉ねぎの繊維を断つように垂直に切ります。そして薄くスライスした玉ねぎを、重ならないようにして広げてしばらく置いておきます。
時間は15分以上置いてほしいのですが、辛味が苦手という方は1時間くらい置いておくと良いでしょう。
放置する時には辛味成分が抜けやすいように常温で置いておくのがポイントです。冷蔵庫に入れてしまうと成分が飛びにくいので注意が必要です。
1時間も置いておく時間がないという場合には、電子レンジを使う方法もあります。
広げた玉ねぎを電子レンジで1分くらい加熱するとかなり辛味が抜けます。
新玉ねぎと玉ねぎの切り方のコツ
新玉ねぎは、みずみずしく柔らかいのが特徴です。
オニオンサラダなどにしてもとても美味しいですよね。
新玉ねぎの洗い方
この新玉ねぎは、普通の玉ねぎと比べてとてもデリケートなので、洗い方にも注意が必要です。
皮がとても薄くて剥きにくいので、新玉ねぎを洗う時にはボウルに水を入れて、皮のまま2~3分程つけておきます。
ゴシゴシとこすらなくても汚れが落ちて、皮もむきやすくなります。
玉ねぎの切り方
玉ねぎの切り方は、先程もお話したように、繊維に沿った切り方と繊維を断つように切る切り方があります。
繊維に沿った切り方は、煮込んでも歯ごたえが残るので、肉じゃがやカレー、カツ丼やお味噌汁などに向いています。
繊維を断つように切る切り方は、生食で食べるサラダなどにおすすめです。繊維と直角に切ることによってドレッシングの絡みも良くなります。