米ぬか効果抜群の肥料を作ろう!作り方のポイント

お米を精米した時に出る粉が「米ぬか」です。
土作りの段階で肥料を与えることで肥料の効果が長続きしますし、何より安価で手に入りやすいのも魅力です。

米ぬかにはどんな効果があるの?米ぬか肥料の作り方は?土に混ぜる時の注意点とは?肥料として使うメリット・デメリットは?

ポイントは発酵させること。発酵が不十分だと失敗してしまう原因になります。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

私立高校を専願で出願しても不合格になることはある?落ちる理由

私立高校を専願で受験して不合格になったら、その後の進路はどうなってしまうのか頭を抱えてしまいますよね...

中綿のダウンとフェザーの違いや扱い方と自宅で洗うコツ

中綿の布団やジャケットなどには、ダウンだけではなくフェザーも使われていることが多いです。この...

幼少期の記憶がないのはどうして?思い出すコツやポイント

幼少期の記憶は消えてしまうものなのでしょうか?記憶がないと思うのは思い出せないから?幼少期の...

バナナを食べると子供に嬉しい効果が!食べる量の目安と栄養素

大人から子供まで、大好きな果物の一つにバナナがあります。バナナを食べると、私達の体に嬉しい効果をもた...

天ぷらのかき揚げの揚げ方のコツ!簡単美味しく作る方法

家で天ぷらを揚げる時に、かき揚げはちょっと難しそうで作ったことがないという方も多いと思います。ま...

ゼリーを手作りして持ち運びする時の注意点とおすすめレシピ

手作りしたゼリーをどこかに持っていく場合には、常温の状態で持ち運びしても大丈夫なのか気になりますよね...

掃除のモチベーションがきっと上がる!掃除のやる気を出す方法

掃除のモチベーションが上がる時ってどんな時でしょうか。来客がある時?それともお姑さんが来る時?...

高校生におすすめのお弁当レシピ!簡単おかずや時短レシピ

高校生を持つお母さんたちの悩みは、毎朝のお弁当作りではないでしょうか?中学生までは給食でしたが、...

スキレットのシーズニング方法とは?裏側も油を塗りましょう

スキレットのシーズニングをするときには裏側もしたほうがいいのでしょうか?スキレットは正しくお手入れを...

ダンス用にTシャツをアレンジするには?セクシーさが決め手!

ダンスを踊るためにお揃いのTシャツを着ることもあると思います。そのまま着るのはもったいない!Tシ...

捨て猫の子猫についているノミを洗い流すのちょっと待った!

捨て猫を拾ったけれども子猫はお風呂にいれてもいいのでしょうか?ノミを洗い流したいけれど、猫はそもそも...

家庭菜園の大根が辛い原因と甘い大根を育てるコツ

家庭菜園で作った大根を食べると、いつもスーパーで食べる大根とは違い、びっくりするくらい辛い大根になっ...

チューリップの球根を植える時期とは?植え方を紹介

チューリップの球根を植える時期はいつが適しているのでしょうか?植える時期の目安は紅葉になります。...

100均の子供のおもちゃが人気。男女別のおすすめと豊富な種類

子供に新しいおもちゃを持たせると最初のうちは喜んで遊びますが、あっという間に飽きてしまうこともありま...

子犬の散歩の練習で必要なことや怖がるときの対処法

子犬がはじめて散歩をする前には、外に慣れるための様々な練習をすることでスムーズに散歩をはじめることが...

スポンサーリンク

米ぬかにはどんな効果があるの?米ぬか肥料の作り方は?

米ぬかを肥料に使うと、どんな効果があるのでしょうか?

まず、良い肥料には「窒素」と「リン酸」と「カリウム」が欠かせません。
米ぬかを肥料に使うと、「窒素」と「リン酸」と「カリウム」のバランスが良いので、ナチュラル肥料の材料としてオススメです。
効果としては、「植物の成長と生育」を手助けし、また、肥料成分が高すぎないので、多くまいたとしても、土や植物への影響は少ないです。
しかし、そのままで使用するには、まだ不十分ですから、「米ぬか肥料」にして、良い肥料を作りましょう。

その米ぬか肥料の作り方は、以下の手順になります。

 

  1. ダンボールや、プランターなど、少し隙間があって、空気の出入りが出来る容器を準備します。
    ※衣装ケースのように、密閉度の高い箱を使いたい場合は、上のほうにドリルなどでいくつか穴を開けましょう。
    また、ダンボールを使用する場合は、箱の下に風を通すために、四隅に足を付けましょう。
  2. 箱に腐葉土などの黒土や、ピートモスなどを入れ、一緒に混ぜます。
  3. 生ゴミを追加し、生ゴミと同じ分だけ米ぬかを入れ、よく混ぜます。
  4. フタをして、毎日混ぜ、中身をなじませます。
  5. 生ゴミが出たら、またその分だけ米ぬかを混ぜます。
  6. 箱が一杯になったら、追加するのはやめて、毎日混ぜるだけの作業を10日ほど行います。
  7. 発酵のため、1ヶ月ほど放置させれば出来上がりです。

肥料効果抜群の米ぬか、土に混ぜる時の注意点とは?

肥料効果抜群の米ぬかですが、土に混ぜる時の注意点には何があるのでしょうか?

まず、ひとつめは、「生の米ぬかを使わない」ことです。
生の米ぬかを使ってしまうと、微生物によって急速な分解が行われ、土の中の窒素が無くなってしまいます。
窒素は植物の生育に欠かせないものですから、土に良さそうと思って生の米ぬかを撒くと、逆に生育の妨げになってしまいます。

次に注意したい点は、「暑い時期に発酵させると、虫の温床になる」ことです。
米ぬかや、それと一緒に入れる生ゴミは、発酵させれば、植物にとってご馳走ですが、それと同時に虫たちにとっても、住み心地の良い場所になります。
発酵は、夏と秋の暑い時期ではなく、冬の寒い時期に行うと良いでしょう。

米ぬか肥料の効果、肥料として使うメリット・デメリットは?

米ぬか肥料は、自然なものですから、メリットしかないと思われますが、デメリットだってもちろんあります。
そんな、米ぬか肥料のメリットとデメリットをご紹介します。

まず、メリットですが、

  • 有機物なので、畑にいる菌たちやミミズが増え、土壌が豊かになる。
  • 化学肥料より肥料成分が少ないので、多少まき過ぎても土や植物に影響が少ない。
  • 値段が安い。また、地域によっては、無料で手に入るところもある。

などのように、有機農法にこだわる人や、少ない費用で肥料を作りたい人にはおすすめです。

次に、デメリットですが、

  • 発酵させるまでに、手間と時間がかかる。
  • 米ぬかや生ゴミを材料としている為、虫が湧き、それを狙ったネズミも来てしまう。
  • 化学肥料に比べて、効き目が出るのが遅い。
  • ニオイが出るし、長期間置きっぱなしにすると、腐ってしまう。

など、自然なものゆえ、腐ったり、虫が湧いてきてしまう事がありますので、虫対策をするなど、少し手間のかかるものになります。

米ぬか発酵肥料、比較的早くできる好気性発酵の作り方とは?

好気性発酵とは、空気に出来るだけ触れさせ、空気のある状態を好む微生物によって肥料の材料を発酵させるものです。
具体的な作り方は、どのようなものなのでしょうか?

  1. まず、材料は、米ぬか以外は、腐葉土(黒土)、生ゴミ、もみがら、あぶらかす、鶏糞などをつかいます。米ぬかと腐葉土以外は、2~3種類ほどを入れると良いでしょう。
  2. これらをプランターなどの中で、よく混ぜます。
    水分は、うっすら湿っているくらいで大丈夫です。
  3. 混ぜ終えたら、物置の中など、雨の当たらないところに置きます。
    この時、新聞をかぶせるなどして、密閉しないようにしましょう。
  4. 発酵が進むと、中の温度は50度ほどまで上昇します。
    時々混ぜて、空気を含ませましょう。
    発酵臭が気になるときは、マスクをして作業しましょう。
  5. 発酵が落ち着いたら、温度も上がらなくなり、匂いも少なくなります。
    そうしたら、中身を新聞紙やシートなどに広げ、天日干しします。
    乾いたら、ホームセンターで売られている、肥料や作物を入れる用の紙袋に入れましょう。

米ぬか肥料作りに失敗してしまう原因と対処法

米ぬか肥料作りに失敗してしまう原因と対処法についても、学んでいきましょう。

まず、肥料として米ぬかを使うのなら、発酵させてから使いましょう。
そのまま撒いてしまうと、虫が湧く原因になってしまいます。
肥料の使い方として、「土に混ぜる方法」と「土の上からかける方法」がありますが、米ぬか肥料は「土に混ぜる方法」を選んでください。

また、使用する量も、自然で土に影響が少ないからといって、いきなり土に大量に混ぜるのもやめましょう。
これも、虫を招いてしまいます。

これらの事に気をつければ、米ぬかを肥料として使うのに役立ちます。
米ぬか肥料を作るのには、手間と時間はかかりますが、費用が安く抑えられて、自然な方法で作物を作る事が出来ますので、ナチュラル思考の方にはおすすめの肥料です。