米ぬか効果抜群の肥料を作ろう!作り方のポイント

お米を精米した時に出る粉が「米ぬか」です。
土作りの段階で肥料を与えることで肥料の効果が長続きしますし、何より安価で手に入りやすいのも魅力です。

米ぬかにはどんな効果があるの?米ぬか肥料の作り方は?土に混ぜる時の注意点とは?肥料として使うメリット・デメリットは?

ポイントは発酵させること。発酵が不十分だと失敗してしまう原因になります。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

朝音楽を聴くことで得られる効果と目覚めを良くするための秘訣

毎日の仕事で疲れていると、次の日の朝の目覚めも良くないと感じる人も多いでしょう。そんな人におすす...

猫が引っ越し後に夜泣き!慣れるまでの時間と夜泣きの時の対処法

引っ越しをしたあとに新しい家で猫が夜泣きをすることでお困りの飼い主さんもいますよね。引っ越しをし...

夕飯のメニューが決まらないときのお助けメニューや対策を紹介!

毎日夕飯のメニューは何にしようか困ってはいませんか?お肉・魚・野菜・などバランスよく摂りたい...

スポ少の野球やスポーツでよくあるトラブルのパターンと対処法

学校や地域単位で活動している子ども向けの野球などの「スポーツ少年団」略して「スポ少」と呼ばれています...

犬の多頭飼いで注意すべきこと!ストレスなく迎えるために

犬を飼い始めた方にとっては、犬との毎日が楽しく、もっとたくさんの犬に囲まれて生活したいと考える方も多...

障子のガラスの交換!割れたときの対処法や費用と予防対策

障子のガラス交換について、和室の扉にガラスを使った障子を取り入れているとそのガラスにひびや破損が生じ...

足が細いは何センチから?基準や足が細く見える方法を紹介

足が細いかどうかの基準はどのようにして決まるのでしょうか?女子がとくに気にしてしまうのが足の細さだと...

色が勉強の意欲や集中力に影響!子供部屋におすすめの色

お子様のお部屋にはどのような色が多いですか?男の子ならブルー、女の子ならピンクを基調にしたインテ...

風呂場のドアの水垢汚れをキレイに!風呂場のドアのお掃除方法

風呂場のドアに水垢などの汚れが溜まってしまうと、お掃除をするのがとっても大変ですよね!こまめに掃除が...

手作りお菓子の賞味期限は材料や保存状態によって異なると判明

子供のおやつやお友達のお家にお呼ばれした時など、お菓子を手作りする機会もあると思います。市販...

掃除のコツを教えて!やる気が出ない時に掃除をやる気になる方法

家の掃除をしなくてはならないのに、なかなかやる気が出ずに困っている人もいますよね。掃除をしてもすぐに...

完璧な男装メイクをして、コスプレをもっと楽しみましょう

イベントに参加するために、男装メイクのコスプレに挑戦したい女子も増えているといいます。しかし...

電子レンジでの料理は危険?危険な使用方法について

電子レンジはすぐに温めができて便利ですよね。また料理を温めるだけでなく、調理の下準備などに使用するこ...

玉ねぎを薄切りするコツは加熱と生食で切り方を使い分けること

料理でよく登場する玉ねぎの薄切りですが、薄切りにはコツがあります。どの料理に対しても同じ切り方を...

カレーを混ぜるのはマナー違反?混ぜる派混ぜない派の意見とは

カレーを全部混ぜる人、あなたの周りにもいませんか?見た目が汚いし、そもそもマナー違反では?という声も...

スポンサーリンク

米ぬかにはどんな効果があるの?米ぬか肥料の作り方は?

米ぬかを肥料に使うと、どんな効果があるのでしょうか?

まず、良い肥料には「窒素」と「リン酸」と「カリウム」が欠かせません。
米ぬかを肥料に使うと、「窒素」と「リン酸」と「カリウム」のバランスが良いので、ナチュラル肥料の材料としてオススメです。
効果としては、「植物の成長と生育」を手助けし、また、肥料成分が高すぎないので、多くまいたとしても、土や植物への影響は少ないです。
しかし、そのままで使用するには、まだ不十分ですから、「米ぬか肥料」にして、良い肥料を作りましょう。

その米ぬか肥料の作り方は、以下の手順になります。

 

  1. ダンボールや、プランターなど、少し隙間があって、空気の出入りが出来る容器を準備します。
    ※衣装ケースのように、密閉度の高い箱を使いたい場合は、上のほうにドリルなどでいくつか穴を開けましょう。
    また、ダンボールを使用する場合は、箱の下に風を通すために、四隅に足を付けましょう。
  2. 箱に腐葉土などの黒土や、ピートモスなどを入れ、一緒に混ぜます。
  3. 生ゴミを追加し、生ゴミと同じ分だけ米ぬかを入れ、よく混ぜます。
  4. フタをして、毎日混ぜ、中身をなじませます。
  5. 生ゴミが出たら、またその分だけ米ぬかを混ぜます。
  6. 箱が一杯になったら、追加するのはやめて、毎日混ぜるだけの作業を10日ほど行います。
  7. 発酵のため、1ヶ月ほど放置させれば出来上がりです。

肥料効果抜群の米ぬか、土に混ぜる時の注意点とは?

肥料効果抜群の米ぬかですが、土に混ぜる時の注意点には何があるのでしょうか?

まず、ひとつめは、「生の米ぬかを使わない」ことです。
生の米ぬかを使ってしまうと、微生物によって急速な分解が行われ、土の中の窒素が無くなってしまいます。
窒素は植物の生育に欠かせないものですから、土に良さそうと思って生の米ぬかを撒くと、逆に生育の妨げになってしまいます。

次に注意したい点は、「暑い時期に発酵させると、虫の温床になる」ことです。
米ぬかや、それと一緒に入れる生ゴミは、発酵させれば、植物にとってご馳走ですが、それと同時に虫たちにとっても、住み心地の良い場所になります。
発酵は、夏と秋の暑い時期ではなく、冬の寒い時期に行うと良いでしょう。

米ぬか肥料の効果、肥料として使うメリット・デメリットは?

米ぬか肥料は、自然なものですから、メリットしかないと思われますが、デメリットだってもちろんあります。
そんな、米ぬか肥料のメリットとデメリットをご紹介します。

まず、メリットですが、

  • 有機物なので、畑にいる菌たちやミミズが増え、土壌が豊かになる。
  • 化学肥料より肥料成分が少ないので、多少まき過ぎても土や植物に影響が少ない。
  • 値段が安い。また、地域によっては、無料で手に入るところもある。

などのように、有機農法にこだわる人や、少ない費用で肥料を作りたい人にはおすすめです。

次に、デメリットですが、

  • 発酵させるまでに、手間と時間がかかる。
  • 米ぬかや生ゴミを材料としている為、虫が湧き、それを狙ったネズミも来てしまう。
  • 化学肥料に比べて、効き目が出るのが遅い。
  • ニオイが出るし、長期間置きっぱなしにすると、腐ってしまう。

など、自然なものゆえ、腐ったり、虫が湧いてきてしまう事がありますので、虫対策をするなど、少し手間のかかるものになります。

米ぬか発酵肥料、比較的早くできる好気性発酵の作り方とは?

好気性発酵とは、空気に出来るだけ触れさせ、空気のある状態を好む微生物によって肥料の材料を発酵させるものです。
具体的な作り方は、どのようなものなのでしょうか?

  1. まず、材料は、米ぬか以外は、腐葉土(黒土)、生ゴミ、もみがら、あぶらかす、鶏糞などをつかいます。米ぬかと腐葉土以外は、2~3種類ほどを入れると良いでしょう。
  2. これらをプランターなどの中で、よく混ぜます。
    水分は、うっすら湿っているくらいで大丈夫です。
  3. 混ぜ終えたら、物置の中など、雨の当たらないところに置きます。
    この時、新聞をかぶせるなどして、密閉しないようにしましょう。
  4. 発酵が進むと、中の温度は50度ほどまで上昇します。
    時々混ぜて、空気を含ませましょう。
    発酵臭が気になるときは、マスクをして作業しましょう。
  5. 発酵が落ち着いたら、温度も上がらなくなり、匂いも少なくなります。
    そうしたら、中身を新聞紙やシートなどに広げ、天日干しします。
    乾いたら、ホームセンターで売られている、肥料や作物を入れる用の紙袋に入れましょう。

米ぬか肥料作りに失敗してしまう原因と対処法

米ぬか肥料作りに失敗してしまう原因と対処法についても、学んでいきましょう。

まず、肥料として米ぬかを使うのなら、発酵させてから使いましょう。
そのまま撒いてしまうと、虫が湧く原因になってしまいます。
肥料の使い方として、「土に混ぜる方法」と「土の上からかける方法」がありますが、米ぬか肥料は「土に混ぜる方法」を選んでください。

また、使用する量も、自然で土に影響が少ないからといって、いきなり土に大量に混ぜるのもやめましょう。
これも、虫を招いてしまいます。

これらの事に気をつければ、米ぬかを肥料として使うのに役立ちます。
米ぬか肥料を作るのには、手間と時間はかかりますが、費用が安く抑えられて、自然な方法で作物を作る事が出来ますので、ナチュラル思考の方にはおすすめの肥料です。