犬の多頭飼いで注意すべきこと!ストレスなく迎えるために

犬を飼い始めた方にとっては、犬との毎日が楽しく、もっとたくさんの犬に囲まれて生活したいと考える方も多いと思います。
しかし、犬の多頭飼いを始めるには、いくつかの注意点があります。

せっかく新しく家族に迎えた犬も先住犬との相性が悪いと、お互いの犬にとってストレスになってしまいます。

少しでもスムーズに馴染んでもらうために、多頭飼いのメリットやデメリット、飼育の注意点などご紹介します。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

町内会役員の上手な断り方!起きやすいトラブルと参加のメリット

町内会の役員を頼まれたけどどうしても引き受けたくないとき、どんな断り方をすれば周囲に悪い印象を与えず...

賞味期限切れの食品を販売すると罰則はある?賞味期限と消費期限

日本にはたくさんの食品がありますが、賞味期限切れの食品を販売すると、販売した人が罰則に問われることが...

出産後に離婚を夫から言われる理由…多い原因と乗り切り方

出産後のママは昼夜のない生活で育児に追われます。1日24時間のうち自分の時間なんてほとんどなく、赤ち...

子供を作らない理由…。子供のいない夫婦の割合や心理

最近は子供を持たないという選択をする夫婦も増えてきています。しかし、親や親戚から急かされてイヤな...

車のエンジンかけっぱなしはバッテリーが減る?上がる理由

車はエンジンかけっぱなしにしたままだとバッテリーが上がってしまうのでしょうか?エンジンがかかっている...

アメリカの牛乳は種類が多すぎ?日本との違いを教えます

アメリカのスーパーに行くと、日本とは違って牛乳の種類が多いことに驚く人が多いといいます。日本...

唐辛子の収穫方法と収穫時期は?おすすめの調理法と病気害虫対策

家庭菜園で唐辛子を育てている人の中には、収穫方法や収穫時期がわからない人もいますよね。唐辛子を収穫す...

メダカの飼い方【室内編】室内でメダカを飼育する時のポイント

室内でメダカを飼育しようと思っている人の中には、どのような飼い方をするのが良いかわからない人もいます...

旦那が大好きなのに浮気された妻が取るとNGな行動と浮気予防策

旦那が自分のことを裏切って外で浮気をしていたら、旦那のことが大好きな奥様の心はボロボロになってしまう...

旦那がケチで生活費が少額!ケチが離婚理由に?妻ができる対処法

旦那がケチで生活費しかくれない!少ししか生活費をくれないという不満を抱えている奥様もいますよね。...

猫が寝言でうなるのはなぜ?猫のうなりの原因とうなりへの対策

猫は犬よりも寝ているイメージが強いですが、寝ている時の猫を観察すると、突然ビクッとなったり、寝言でう...

友達と遊ぶ時は何する?30代女子におすすめの友達との遊び場所

30代の大人女子の皆さんの中には、友達と遊ぶときに一体どんなことをして遊べばよいのかいまいちわからな...

加湿器にアロマオイルを入れると故障しやすい?正しい使い方

加湿器を使うときにはアロマオイルをたらして良い香りを楽しみたいと思う人は多いのではないでしょうか? ...

ミニトマトの剪定に適した時期と葉のかき方!トマトの育て方

ミニトマトは家庭菜園初心者でも作りやすい野菜です。それほど大きくない畑でも作れますし、プランター...

冷やし中華の具の切り方!シャキシャキきゅうりとハムの切り方

冷やし中華の具材の定番と言えば、きゅうり・ハム・錦糸卵などが一般的ですよね。きゅうりはシャキ...

スポンサーリンク

ストレスのない犬の多頭飼いを!まずは経済的に可能かどうか

犬との暮らしは癒しを与えてくれるなど、生活を豊かにしてくれます。しかし、その反面、経済的な負担があるのも確かなことです。

複数の犬を飼育するとなると、思ったよりも餌や病院など必要な費用が大きくなってしまいます。かわいいから、1頭だけでは寂しそうだからと、安易な思いつきで多頭飼育を始めると必要な世話ができずに、犬を不幸にしてしまうことになります。

最低限必要な餌、トリミング、医療費などは概算してみることが必要です。

すでに犬がいる場合は、次に迎える犬の犬種や体のサイズも考慮する必要があります。小型犬を飼っていたところに中型・大型の犬を迎えると事故のリスクもあります。

体の大きな犬にとってはじゃれている、遊んでいるつもりの行動が、小型犬にとってはストレスになったり、命に関わる事故に繋がりかねないのです。

小型犬はちょこちょこ走り回ることがありますが、大型犬は小さくで動き回るものに対して、捕食本能で攻撃してしまうこともあります。おとなしい犬でも本能による行動で噛み付いたりしてしまう危険性があります。

犬をストレスなく多頭飼いするために、多頭飼いのメリット

多頭飼いが可能な環境であるかを確認したところで、多頭飼いによるメリットを考えてみましょう。

  • 犬の社会性が身につく

犬は本来群れを作って生きる動物です。リーダーである犬が群れのルールを他の犬に教育して秩序立った行動を取ります。二頭以上で飼育した場合、片方が教育係りの役割を果たしてくれることも考えられるのです。

一頭だけだと飼い主が溺愛して過保護になってしまいがちですが、多頭飼いでは愛情が分散されて協調性のある犬になりやすい傾向があります。

  • 留守番でのストレスが軽減される

一頭で飼われている犬は、飼い主が不在になると1人ぼっちで留守番することになります。二頭以上であれば、飼い主がいない時間も寂しさを感じにくく、留守番によるストレスが軽減されます。

多くの犬に囲まれて暮らすことは、犬好きにとってはそれだけでも幸福感が倍増。親子の犬を飼育すると、母犬も子育てするので飼い主の負担が少ないメリットもあります。

多頭飼いが犬のストレスになることも!多頭飼いのデメリット

  • しつけにかかる負担

複数の犬の行動が互いに影響するため、吠え癖などの問題行動が連鎖するリスクがあります。先住犬に問題行動がある場合は、きちんとしつけてから次の犬を迎えましょう。

  • 分離不安症

2番以降に迎えた犬は、飼い主だけでなく先住犬にも依存する性格になってしまうケースがあります。常に飼い主や他の犬と一緒にいることが当たり前になってしまい、動物病院にいく場合などに一頭だけ引き離されると、鳴き続けるなど「分離不安」に陥ることがあります。

  • 先住犬との相性

犬にも人間と同じく個々の性格や個性が違います。どうしても性格が合わない犬同士では、ストレスが溜まってしまいます。

もともと甘えっこな性格が強くなり、遊んで欲しい・かまって欲しいと要求吠えが増える。のんびりした性格だったはずなのに、イライラして噛み付くといった変化が現れることも。

犬の性格を考えて多頭飼いが可能かどうかよく考えましょう。お世話になっているトレーナーがいる場合は、相談してみてもいいですね。

犬の多頭飼いでは先住犬を優先することが大切

  1. 先住犬が優先
    犬を多頭飼いする場合、「先住犬が優先」ということを肝に銘じて置きましょう。
    犬は群れで生きる動物であり、群れの中の順位・序列をとても重要視します。飼い主が後から来た犬を優先する行動を取ると、先住犬は大きなストレスを感じてしまいます。
    頭をなでるときや餌をあげるときは順番に注意して、先住犬に「あなたを優先しているのよ」という気持ちで接してあげてください。
  2. ボスは飼い主である
    多頭飼いで犬の数が増えても、その群れのリーダーが飼い主であるということは絶対です。犬同士で遊ぶ場合でも、飼い主が遊びをリードしてあげましょう。
    新しく犬を迎えた場合は、しばらくの間犬だけで遊ばせることは避けた方がいいでしょう。思わぬトラブルが起こることがあるので、慣れるまでは飼い主が見守る中で遊ばせるようにしてください。

多頭飼いを始めるタイミングの時期について

  • 先住犬が小型~中型犬の場合

先住犬が2歳を過ぎて、精神的にも肉体的にも性成熟する時期を過ぎてからがいいでしょう。

  • 先住犬が大型~超大型犬の場合

大型犬は性成熟に至る時期が遅いので、落ち着いてくるのは3歳以降といわれています。
次の犬を迎えるならこの時期を過ぎてからが望ましいと言われています。

  • 先住犬が生後6ヶ月以内の子犬

後から来る犬が子犬であれば、兄弟として同じ扱いに。成犬を迎える場合は、成犬が立場が上になります。

個々の犬の性格もきちんと見極めることが大切です。特に先住犬がもともと飼い主にべったりの分離不安傾向がある場合は、新たに犬が増えることでその傾向を強めることも考えられます。

新入りの犬に気を取られずに、先住犬に変化がないかもきちんと見守る必要があります。