チューリップの育て方とは?水栽培で失敗しないためには冷蔵保存

水栽培でチューリップを育てるときにはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか?

お家でチューリップをキレイに咲かせる準備とは?なかなか花が咲かない原因にはこんなことが理由のようです。冷蔵庫に球根を入れる春化処理はどのくらいの期間行えばいいの?

水栽培のチューリップの育て方を紹介します。お家でできる水栽培、ぜひ試してみてください。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

犬のハーネスの正しい付け方やしつけ方法、付け方の注意点

犬を散歩させる時に便利なハーネス。首輪と違い、犬の胸元や胴体を固定することができるため、しつけの...

転勤族の子供の習い事で気をつけたいことや再開のタイミング

転勤族の子供が習い事を続けることは、なかなか難しいことですよね。せっかくはじめた習い事でも、...

読書に集中したいなら音楽が効果的?音楽による相乗効果とは

「読書により集中したいなら、音楽を聴きながら読書をすると良い」という噂。音楽は逆に邪魔なのでは?...

電子レンジでの料理は危険?危険な使用方法について

電子レンジはすぐに温めができて便利ですよね。また料理を温めるだけでなく、調理の下準備などに使用するこ...

煮物は冷蔵庫で何日まで保存可能?冷蔵保存のポイント

作りおきとして煮物を作り、冷蔵庫で保存して何日か経ってから食卓に出す事もありますが、気になるのが日持...

高校受験に向けて学校を休む選択をし勉強をするのはアリなのか

高校受験に向けて学校を休む生徒が1月頃になると増えてくるようです。自宅で勉強をするわけですが、本当に...

夏は赤ちゃんとお出かけを楽しもう!注意点や必要な準備と対策

夏は赤ちゃんと一緒にお出かけをしたいと考えるお母さんも多いでしょう。赤ちゃんと一緒に夏の日差しや空気...

ブリーチを失敗して染め直しをするときのコツやポイント

ブリーチで失敗した後、染め直しができるのはどのくらい経ってからなのでしょうか?色ムラや明るす...

壁紙・クロスの掃除方法はこんなに簡単!さっそくやってみよう

気がつくと壁紙やクロスが手垢や油などの汚れがついていて「これはもう取れないかも?」とあきらめてしまっ...

カレーに野菜ジュースを入れるとなんだか酸っぱい酸味の取り方

野菜ジュースを入れると簡単にカレーが作れるけれど、酸味が残るような・・こんなときはどうしたらいいので...

衣類の臭いは熱湯で取れる?気になる臭いをスッキリ取る洗濯方法

衣類やタオルなどの臭いが気になることもありますよね。その臭いには熱湯を使うと良いという話を聞いた事が...

玉ねぎを干す必要とその方法を紹介!こんないい効果があった!

玉ねぎは色んな料理の名バイプレイヤーとして大活躍です。また家庭菜園で育てている人もいますね。...

学校行くのだるい。特定の問題がないのに学校行けない時の対処法

学校、学校って考えるだけでだるい。いじめや勉強など、問題点がはっきりないにもかかわらず、学校...

たくあんは黄色の着色料を使っている?違いを紹介します

たくあんが黄色いのは着色料を使っているから?着色料を使っているものとそうでないものの違いとは?...

お宮参りで義両親が泊まりがけで参加しそうな時の上手い断り方

お宮参りの時、義両親は遠方だからと、ママの両親と家族だけで済ませようとしていたところ、「泊まりがけで...

スポンサーリンク

水栽培のチューリップの育て方 まずは準備をしよう!

ご家庭でチューリップの水栽培を始めるにあたっては、まずはチューリップの球根を準備します。これはとくに水栽培専用のものではなく、園芸店やホームセンターなどで販売されている、ごく普通のチューリップの球根で大丈夫です。購入される際には、球根の表面にカビが生えていないかと、ブヨブヨと柔らかい手触りでないことを確認しましょう。

購入した球根を自宅に持ち帰ったら、球根を紙袋や封筒に入れて封を閉じて、そのまま冷蔵庫に入れて約2ヶ月間寝かせます。この、冷蔵庫で寝かせるところがキレイにチューリップを咲かせるための最大のポイントなので、覚えておいてくださいね。冷蔵庫の中でも温度には偏りがあるため、なるべく霜や氷がつかない場所に置きましょう。

冷蔵庫に球根を入れる期間のことを、「春化処理期間」と呼びます。チューリップは春に花を咲かすためには、冬のような寒い期間がないと花芽をつけられないという性質があるため、この冬の期間の代わりとして、冷蔵庫で寝かせてあげることが必要なのです。

冷蔵庫から取り出した球根には見た目の変化はありませんが、水栽培の容器に入れる前に茶色い表皮を剥いてあげましょう。

水栽培でチューリップを育ててみよう!育て方のポイント

チューリップの水栽培に使う容器は、園芸店やホームセンターなどで購入することが出来ます。近年は水栽培の人気が高まっていることから、様々な種類の水栽培専用の容器が販売されていますので、好みに合わせて選んでみてください。
また、わざわざ専用の容器を購入しなくても、自宅にある材料を使って簡単に容器を手作りすることも出来ますよ。出来れば15センチほどの深さのある容器が良いでしょう。

球根の根が十分に生えてきたら、液体肥料を水に混ぜていきます。水栽培とは言っても、水だけでは球根が育つだけの栄養分が不足しているため、液体肥料を足して生長を促す必要があります。水栽培用の肥料を使うほうが便利ですが、なければ通常の液体肥料を水で薄めて使うことも可能です。

水栽培を始めるのに適しているのは10月~11月にかけてですが、遅くても12月にはスタートしてください。冷蔵庫で寝かせる期間を考慮すると、さらに2ヶ月ほど前には球根を準備しておく必要があります。水栽培の容器に入れたあとは、室温が15℃ほどに保てる冷暗所に置くか、ダンボールなどを被せて光を遮ります。

チューリップの育て方 水栽培で必要なのは水の管理

水栽培とはいえ、ただ水に浸けていれば良いというわけではありません。水の中に含まれる酸素が不足してしまったり、放置しすぎて水が腐ってしまうことがないように、1日1回は容器内の水を交換するように習慣づけましょう。

球根から根が生えてくるまでは、球根のお尻が常に水に浸かるようにしておきます。やがて根がだんだんと伸びてきたら、少しずつ水の量を減らしましょう。根の全体の長さの2/3程度が水に浸かっている状態がベストです。

球根から根が伸びてきたら、窓辺などの日当たりの良い場所に移しましょう。

冷蔵庫での春化処理が終わったあとは、春先の屋外よりも温かい室内で育てるため、たいてい屋外に植えたチューリップよりも開花が早いです。花が咲いたあとは、室内でも比較的涼しい場所に置いてあげると、より長い期間キレイなお花を楽しむことができますよ。

通常の屋外に植えたチューリップとは違って、残念ながら水栽培で育てたチューリップは、次の球根を作ることが出来ないことが多いです。精一杯キレイに咲いてくれたお花を楽しむためにも、毎日の水換えは忘れないようにしましょう。

水栽培でカビてしまったときの対処方法

チューリップに限らず、水栽培ではたとえ気を付けていたとしても、カビが生えてしまうことがあります。カビが発生するのは主に、球根の根本に当たる部分です。

もしも球根にカビが発生してしまった場合ですが、まずは球根は取り外さず、根本の部分をティッシュで軽く拭うと、紫色のヌメヌメした皮だけが剥がれます。球根に付いているカビは、ほとんどがこの皮の部分から発生しているので、この部分を丁寧にティッシュで拭ってあげることで、たいていのカビは除去することが出来ます。

皮が剥がれた下からは、白い球根が顔を出します。球根を軽く指先で押してみて、ブヨブヨと柔らかくなっていないかどうかを確認してみてください。もしもすでにブヨブヨになってしまっている場合は、残念ながらこの部分まで腐ってしまっているので、そのあと花を咲かすところまで育てるのはかなり難しくなります。

白い球根の部分に問題がないようであれば、カビの影響は皮の部分だけで済んだということなので、しっかりとカビを除去してしまえば大丈夫です。

チューリップの水栽培が成功するかは球根次第?

チューリップを水栽培でキレイに咲かせられるかどうかは、球根選びの時点ですでに決まってきます。一見すると同じように見えても、1つ1つ慎重に吟味しましょう。

オススメなのはチューリップの本場オランダ産のものか、国産のものです。なるべく形が大きくてふっくらとしたものを選びましょう。球根の先端が剥けているものは避けたほうが良いです。国産のものは皮が厚いため、根が出てくる妨げとならないように、根の部分を少し剥くようにしましょう。

冷蔵庫で寝かせる春化処理をすることで、屋内に植えた球根よりも早いスピードで花をつけるため、今まで水栽培でうまく花を咲かせられなかった方や、花が咲くまでに時間がかかったという方は、球根を冷蔵庫で寝かせてから、ぜひまた水栽培に挑戦してみてくださいね。