トマトの葉っぱが黄色く変色!葉っぱが黄色く変色してしまう原因

家庭菜園で育てているトマトの葉っぱが黄色く変色してしまったとき、一体どんなことが原因になっているのかわからない事もありますよね。特に、家庭菜園をはじめたばかりの人は、何が悪いのかわからないことも多いでしょう。

せっかくトマトを育てているのですから、美味しいトマトを収穫したいと思うものです。
そこで今回は、トマトの葉っぱが黄色く変色してしまうときに考えられる原因についてお伝えします。参考にしてみてくださいね。

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トマトの葉っぱが黄色なった!老化や害虫被害が原因かも

葉っぱの老化

トマトの株そのものは平気だけど、葉が黄色くなってしまう時に考えられる原因の多くは老化によるものです。顕著なものは、上の葉は健康なのに下の葉だけ黄色い場合です。

トマトの葉はせっせと光合成をして養分を作り、大きな実を付けようとします。花が終わり実が膨らみ始めると溜め込んだ養分を実に回すため、養分を失った葉は黄色く老化してしまうのです。

この場合は、トマトの生育で当たり前に起こる現象なので問題はありません。

害虫による被害で黄色くなることも

ハダニやアブラムシなどの害虫は、葉の汁を吸って弱らせてしまいます。一部の葉だけが黄色くなっている場合、その裏側を見るとこれらの虫が大量についていることがあります。

アブラムシはすぐにわかりますが、ハダニは非常に小さいためひと目見ただけでは気付かないことがあります。しばらく見ていると、小さな粒が動くのがわかります。

トマトの葉っぱは窒素不足やダニでも黄色くなる

植物の生育にとって特に重要な栄養素を「三大栄養素」と言います。窒素、リン、カリウムのことを指し、基本的にこの配合が重要です。

葉が黄色くなる時は窒素が不足している?

トマトは生育の初期には肥料を取り込む力が強く、グングン育ちます。しかし、ある程度育つとこの吸肥力が低下してしまうので、追肥を施します。

トマトは下から花がつき、第一花房、第二花房、第三花房が順に開花していきます。第三花房が開花したら追肥をすると良いでしょう。追肥は少ない量を小まめに与えるようにします。

老化や窒素不足の場合は徐々に葉が枯れていきますが、ハダニやサビダニなどの虫害が原因のケースでは、非常に早く葉が枯れていくのが特徴です。

徐々にというより、気付いてからどんどん枯れていく可能性があるので、すぐにに駆除や消毒などの対処を行いましょう。

トマトの葉っぱが黄色く枯れて来たらこんなことが原因の事も

トマトは日当たりの良い場所で育てる

トマトは太陽光を好む植物です。植えている場所が日陰だったり日照時間が短いと枯れやすくなってしまったり、葉が重なり合うことで日光が当たらない部分ができて生育が悪くなってしまいます。葉が混んできたら適度に摘葉して全体に日光が当たるようにしましょう。

葉っぱの風通しが悪い

風通しの悪い場所に植えられたトマトは、蒸れたり湿気が溜まることで病気や虫害になりやすく、葉が枯れてしまうことがあります。

栽培場所も風通りの良い場所を選び、木の感覚も充分に空けるようにしましょう。

加湿で根が傷んだ場合

トマトは過剰な湿度に弱く、水はけが悪い土では根が加湿状態になって傷み、最悪枯れてしまうことがあります。水はけの良い野菜用の栽培土を使い、水を与えすぎないようにしましょう。

トマトの葉っぱが黄色くなったら黄化葉巻病の可能性が!

ウイルス性の病気である「黄化葉巻病」になった場合も葉が黄色くなり、株の生育を阻害します。多くの場合、実がつかず実ったとしても美味しいものにはなりません。

この病気に感染すると、新しい葉が橋から淡い黄色に変色し、カールしたように変形します。感染が若い苗のうちだと、株そのものが枯れてしまうことがあります。

またこの病気は、3~11月の野菜を生育する期間のほとんどの時期で発生する可能性があるやっかいなものです。

人間や土壌を介して感染することはないと言われ、コナジラミという害虫を媒介して感染します。トマトの場合は、6~9月頃がピークで、感染した野菜の汁を吸って感染したコナジラミがウイルスをばらまくので注意が必要です。

トマトを丈夫に育てる方法

毎年同じ場所で同じ野菜を作ると、連作障害により病気になりやすくなります。

トマトを丈夫に育てたいなら、4~5年ほどナス科の植物を植えていない場所に植えましょう。

畑が狭く他の野菜とローテーションできない場合は、抵抗性接ぎ木苗を使うことで病気が発生することを抑えることができます。

加湿は病気の大敵なので、植え付け時にたっぷりと多めの水を与えたあとは、常に乾燥気味で栽培するようにしてください。

トマトのわき芽をかく場合や実を収穫する場合は、晴れた午前中に人の手で摘み取るといいとされています。傷がつきにくく、傷口が乾燥しやすいので伝染病の予防にもなります。

わき芽は若いうちに摘むと傷が小さくて済むので感染の予防にもなります。

そして、もう一つ注意したいのは水やりや強い雨などで地面からの土が跳ねてしまうこと。土の中にあるウイルスや病原菌が感染する恐れもあるので、株の根元にビニールなどでマルチングを行い泥の跳ね返りを防ぎましょう。

ひと手間かけることで美味しい野菜が採れたらいいですよね。