「文鳥が換羽期になって水浴びをしなくなった」「なんだかイライラしている様子がみられる」。
飼っている文鳥のこんな様子を心配している飼い主さんもいますよね。
換羽期の文鳥にはどのような変化がみられるのでしょうか。水浴びの頻度は変わる?
そこで今回は、換羽期の文鳥の変化と水浴びの頻度・最適な水温についてお伝えします!
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文鳥の換羽期は水浴びの頻度が減る
換羽期の文鳥は、大好きな水浴びも控えめになります。全くしなくなるわけではありませんが、新しい羽が生え揃うまでは羽根が少ない状態なので、体が濡れると体の保温機能が低下してしまいます。
体温が低下すると体力も落ちるので、水浴びの頻度は減ってしまうのです。
換羽期の文鳥の変化はそれだけではありません。水浴びと同じく体力の消費を抑えるために、あまり飛ばなくなります。もちろん、羽根が抜けているため飛びにくいことも理由の一つです。
さらに、換羽期の文鳥はイライラして攻撃的な行動が見られたりもします。理由としてはいくつか考えられていますが、羽根の生え替わりにより体に不快感があること。もうひとつは、群れで生きる鳥は弱った個体をいじめることがあるため、体調不調を隠す性質があります。体力の落ちている換羽期は、仲間からいじめを恐れて神経質になるのがイライラの原因ではないかとも言われています。
水浴びの頻度が減る文鳥の換羽期とは
文鳥が大好きなはずの水浴びを控えてしまう「換羽期」とは、古い羽根が抜けて新しい羽根に生え替わる時期のことです。
1年に1回、全身の羽根が少しずつ抜けて、徐々に新しい羽根に生え替わるのです。時期としては、3~6月頃のうちの1ヶ月程度。多くは5~6月頃に、発情期を終えて換羽期が来るタイミングが多いようです。
全身の羽根が生え替わりますが、もちろん一度に抜けてしまっては飛べないどころか体温が維持できません。そのため少しずつ抜けて新しい羽根が生え、いつの間にか全身の羽根が新しいものに替わるのです。
換羽期は1年に1回、一生続きます。ただ、高齢だったり病気がある文鳥では、生え替わり終わるまでに時間がかかります。健康な文鳥なら1ヶ月程度ですが、体力が落ちていると2~3ヶ月かかってしまいます。
換羽が起こるタイミングは、日照時間によって変化するホルモンによって決まると言われています。また、人工的な照明が刺激になって生活リズムを崩し、換羽期がズレてしまう可能性もあるので、朝から日中は明るい場所で、夜は早めに暗く静かな環境を作って規則正しい生活をさせてあげましょう。
文鳥の換羽期の水浴びは注意を!回数と温度について
文鳥の水浴びの回数
健康な文鳥であれば、通常1日に1~3回程度の水浴びを好みます。寒い時期は、いつもより回数が減ったり水浴び自体をしないこともありますので、必ず水浴びをしなければならないとか、決まった回数の水浴びをするひつようはありません。
いつもケージ内にバードバスを設置している場合は、文鳥の気分次第で勝手に水浴びをします。
注意したいのは、あまり長い時間の水浴びや、換羽期・発情期の水浴び。体調を崩す恐れがあるので、適度な時間で体調にも注意してあげまくしょう。
文鳥の水浴びの水の温度
文鳥が水浴びするための水温は10~20℃ほど。水道の水をそのまま使って問題ありません。冬、少し冷たいと感じる水でも文鳥は平気です。
逆に、冷たい水が可愛そうだからといってぬるま湯などにはしないでください。文鳥の羽根は、水を弾いたり保湿・保温効果のために脂分があります。お湯やぬるま湯は、この脂を落としてしまうため逆に体を冷やしてしまうのです。
文鳥が寒そうだと思ったら、部屋の温度を上げるなどして対処しましょう。
また、逆に夏場暑いからといって氷水にすることもやめてください。
文鳥の換羽期はいつから始まる?
文鳥の一般的な換羽期は、春の発情期後の約1ヶ月。年1回です。
ただし、これはあくまでも平均的な例。個体差があるので、春ではなく秋や冬に換羽期を迎える場合や、年1回だけでなく何度か換羽がある場合もあります。
抜け方も、ほとんどのケースでは徐々に抜けて生え替わりますが、一度にかなりの量が抜けてしまうこともあるのです。
びっくりして病気を疑ってしまうこともあるでしょう。
この場合も、食欲や排泄物の状態に問題がなく、換羽期に必要な注意を怠らなければ大丈夫です。
もちろん、換羽期に起こり得る以上の変化(異常な体重減少や食欲低下など)がある場合は、すみやかに小鳥の診察ができる獣医師の診察を受けましょう。
大切なのは、換羽期の羽根の生え替わり状態は文鳥によって個体差があるので、時期や回数が平均的でなくても心配し過ぎないことです。
文鳥の体調変化を見逃さないで!
文鳥は手のひらにスッポリ収まってしまうほど小さな鳥。些細な大量不良が短時間で悪化することが少なくありません。
ですから、飼い主は毎日の世話や触れ合いのなかで体調や行動に変化がないかを見逃さないようにすることが大切です。
元気がないようすであれば、まずは保温してみましょう。ヒーターなどを使い、ケージの周辺を30℃程度にしてみます。ただし、真夏の時期は別です。
換羽期は新しい羽根を作るために体力を消耗しやすいため、いつもより栄養価の高い餌を心がけましょう。
最近、環境に何か変化があった場合は、そのストレスによって元気がなくなることも考えられます。
飼っている文鳥がメスであれば卵詰まりの恐れもありますので、うずくまって苦しそうな様子が見られたら、すぐに動物病院に行きましょう。