出産後のママは昼夜のない生活で育児に追われます。1日24時間のうち自分の時間なんてほとんどなく、赤ちゃんのお世話であっという間に1日が終わります。
赤ちゃんが夜中に泣いても、隣で寝ている夫は大いびき…。
育児にあまり協力的でなない夫に、イライラすることも多く、お互いにコミュニケーション不足になります。
そんな夫婦には、ある日夫から離婚を切り出されてしまうというパターンもあります。
それはもしかして「産後クライシス」かもしれません。
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夫からの離婚の原因にもなる出産後の産後クライシスとは
産後クライシスという言葉を聞いたことはありますか。
妻の出産後約2~3年くらいの間に、夫婦の愛情が急激に薄れてしまうことです。
最悪の場合は離婚というケースも少なくありません。
なぜ子供が誕生して幸せな環境なのにも関わらず、このような現象が起こってしまうのでしょうか。
まず子供が生まれると、出産後の妻はやらなくてはいけないことが一気に増えます。
出産後の疲れた体を、ゆっくりと休ませる暇もないくらい、子供の世話に追われます。
肉体的にも疲れが蓄積されると同時に、初めての育児の場合は全てが初めてでいろいろな不安や心配といった精神的に疲労も蓄積されていきます。
育児が生活の中での一番優先することなので、他のことは二の次三の次となります。
赤ちゃんは自分では、何も出来ないのですから当然です。
このようなことから、夫は妻からの愛情を感じなくなっていきます。
毎日このような環境だと、家にいることさえ苦痛だと感じてしまうようになるケースもあります。
出産後の離婚危機に多いパターン…産後クライシスで夫から突然に
出産後に起こる感情の乱れの原因
- 夫に父親としての自覚が足りない
- 夫が育児に協力的ではない
- 妻の出産によるホルモンバランスの乱れ
- 妻が赤ちゃん中心の生活に変わる
- 妻の育児疲れ
- 夫婦のコミュニケーションが不足
など挙げるとキリがありません。
しかし今までとは違う生活や、ホルモンバランスの乱れによる体調や気分の変化が大きく関係していることは共通していそうですね。
それでも普段通り生活をしている中で、突然夫から離婚を切り出されることがあるようです。
なぜメインに育児をしている妻ではなく、夫から離婚を切り出すような状況になるのでしょうか。
妻は慣れない育児に、昼も夜のない寝不足の生活が始まります。
夫は今まで通り仕事の出かけます。
もちろん仕事に出かけることも大変なことですが、今までと大きく環境が変わるというわけではありませんよね。
平日は帰りが遅く、休日は家でゆっくり休むということが続くと、妻としての不満はだんだん蓄積されやがて爆発します。
妻は自分一人で育児や家事と向き合い、休日もないような気持ちになっていきます。
不満が爆発すると、もちろん夫にぶつけますよね。
それが夫によっては、気持ちが離婚へ向かってしまうというケースがあるのです。
実は出産後に離婚する人が多い!妻の気持ちが離れ夫から言われることも
夫婦が離婚しやすい時期
子供が0~2歳の時期が一番多いのです。次に多いのは、子供が3~5歳の時期です。
このように出産後時期に離婚する夫婦の割合が、非常に多いのです。
そして同じ時期に、妻から夫に対しての愛情がどんどん薄くなっていくという傾向もあります。
妊娠している時期には愛情の減少を感じることは少ないようです。
出産後に愛情の減少を感じる妻は増える傾向にある
妊娠中も妻のホルモンバランスは変化しています。ですが、まだ育児という大仕事が始まっていません。
出産後はホルモンバランスの乱れに重なって、育児も始まっていくのです。
この相乗効果で、妻は夫に対して不満を感じることが多くなり、愛情が減少していくと考えられています。
そして、女性は出産後は母性本能が強くなり、子供を守るという意識が強くなります。
そのため、夫に対してさえも攻撃性が強くなることがあります。
夫は出産するわけではないので、妻ほどホルモンバランスが変化するわけではありません。
なので妻のこのような変化を、なかなか理解出来ないのかもしれません。
産後クライシスになりやすい人の特徴
今まで産後クライシスについて紹介してきましたが、出産後の夫婦が必ず産後クライシスになるわけではありません。
夫や妻の性格や、生活パターンによってもなる場合とならない場合があります。
事前に自分たちが当てはまるかを知ることで、なにか変えることが出来るかもしれません。
完璧主義の妻
赤ちゃんが生まれると、今までのように家事など他のことが出来なくなることは当然です。
仕方ないことです。
しかし、完璧主義だとそのような現状に納得出来ない気持ちも芽生えます。
育児はもちろん、家事も仕事だって完璧にこなしたいという気持ちが強いと、出来ないことがプレッシャーとなりストレスとなり、産後クライシスへ向かってしまうことがあります。
神経質な妻
育児というのは、子供が小さいほど予定通りに行かないものです。
月齢通りにどの子も成長するとは限らないし、育児書通りに進まないこともたくさんあります。
しかし、神経質の妻だと育児書通りに進まないことを必要以上に気にしてしまう傾向があります。
亭主関白の夫
亭主関白な夫だと、出産後の妻だからといっても、特に気遣う気持ちが少ないケースがあります。
出産前だとそのような部分が男らしいと思えていたことでも、出産後だと思いやりがなく優しくないと感じるなど気持ちにも変化が出てきます。
このようなキッカケから愛情が減少していくことも、大いにあるのです。
産後クライシスは夫婦で乗り越えることが大切
産後クライシスは、どちらか一方だけの問題ではありません。
夫婦が一緒になって乗り越えていくことです。
夫婦が乗り越えるために、まずは産後クライシスのことを知っておくことが大切です。
知識があることで、もし産後クライシスになりそうになっても、何かしらの対策を考えることが出来るからです。
対策を取ることが出来たら、離婚という選択も少なくなるはずです。
まずは夫婦のコミュニケーションを意識しましょう。
コミュニケーションが不足して、相手の気持ちがわからない状態で曖昧に過ごしていても何も解決しません。
相手がどのようなことに困っているのか、どのようなことを望んでいるのかを知ることで、自分がやるべきことも見えてきます。
そうすると、自然に相手に対しての不満も減少していきます。
どうしても夫婦で解決出来ない場合や、話す時間が持てないときは相談窓口を利用してみてもいいですね。
誰かに悩みや話を聞いてもらうだけでも、気持ちが変化します。
解決の糸口が見つかったりすることもあります。
第三者に頼ることも、一つの方法です。