カナヘビのエサとして定番なのはコオロギですが、鳥用のエサとして販売しているミルワームもおすすめです。
コオロギと違ってペットショップで売られていることが多いので、簡単に手に入るのも魅力ですが、ミルワームをエサとしてカナヘビに与える時は、ポイントや注意点がいくつかあります。また、主食としてあげるのは避けた方がいいでしょう。
カナヘビのエサとなるミルワームについて詳しくご紹介します。
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カナヘビのエサ、ミルワームのあげ方と注意点
カナヘビにミルワームをあげるときは成分に注意しましょう。
ミルワームは脂肪成分が多く栄養価はあまり高くない
いつもミルワームばかりだと脂肪過多になってしまいます。そのためあげ過ぎには注意してください。
ミルワームはおやつのような感覚であげるくらいがちょうどいい餌
用意するのは簡単なので、コオロギなどのメインの餌のほかに用意するという形が理想的です。
ミルワームは保管の際にも注意が必要です。ミルワームは群れに弱い生き物です。
夏場の湿度が高い時期などは風通しが良く涼しい場所で保管してください。
ミルワームは直射日光が当たる場所に放置すると黒くなり死んでしまいます
ミルワームがそのような状態になると、においも相当するので保管の際はお気をつけください。
またミルワームは高い温度の場所にいると成長が早くなるので、なるべく大きくしたくない場合は冷蔵庫などでの保管をおすすめします。
カナヘビがミルワームを餌として認識しない時の対策
ペットショップ出身ではないカナヘビであればミルワームをあげようと動いているものを目の前においても、カナヘビがミルワームを餌だと認識しないこともあります。
そんなときはカナヘビにミルワームの味を覚えてもらい、これはおいしい餌なのだと思ってもらう必要があります。
ミルワームを切った際に出る汁をカナヘビの口の周りに付けて、味を覚えてもらいます
舌を使って汁を舐めているのを確認出来たら成功です。
これでもまだ食べてくれなかったら、ミルワームが食べやすい大きさではないのかもしれません。
一口で食べられるサイズの餌を好むカナヘビのためにサイズを整えてあげましょう
大人のカナヘビなら米粒くらい、赤ちゃんカナヘビなら米粒半分くらいの大きさが理想的です。
それでもまだ食べてくれない、となるとちょっとグルメなカナヘビなのかもしれません。市販されているミルワームは栄養価が低いため、野菜くずなどを餌にしてミルワームを少し肥やしてからカナヘビにあげてみましょう。カルシウム剤などの使用も効果的ですよ。
これは余談ですが、ミルワームをあげるときは直接与える以外のやり方であげている場合は、カナヘビの気付くような場所に置いてあげることもやさしさですよ。
カナヘビのエサをミルワームだけにするのではなく、おやつであげるのがベスト
カナヘビのおやつ的なミルワーム。
ミルワームは栄養的におやつ止まりです。
たりない栄養を補うための栄養剤などもありますが、餌だけでその栄養素を確保できるのが理想的です。
ではミルワームはどんな時に使えるのか、というとそれは緊急時と言えるでしょう。
コオロギよりも安価で手に入り、ある程度カナヘビのお腹を満たしてあげられる餌です。
ペットショップによっては餌を置いていなかったり、諸事情で欠品が出てしまったりなんてトラブルも考えられます。
もしカナヘビの餌にとミルワームを購入したのであれば、ミルワームはカナヘビにとってどんな栄養価の生き物なのか、そしてどんな時に与えるのがいい餌なのかを知っておくことが大事です。
カナヘビにとってミルワームはおやつ、という感覚を持っておきましょう。
カナヘビのエサで与えていい餌と与えてはいけない餌
カナヘビにも食べられるものと食べてはいけないものがあります。
カナヘビは虫を食べるからといって、虫なら何でもいいわけではありません。
どんな虫を食べることができて、どんなものがダメなのか改めて勉強しておきましょう。
カナヘビの食べられるもの
- コオロギ
- バッタ
- ハエ
- クモ
- イモムシ
- ダンゴムシ
- ミミズ
大きさは2㎜~15㎜くらいのもの。
身体の大きさに合わせて餌も大きくしていきましょう。
カナヘビが食べられないもの
- 毛虫
- 毒グモ
- ハチ
- テントウムシ
- アリ
代表的なカナヘビの食べられないもの、与えてはいけないものです。
これらは虫ですが、毒のある可能性の高いものです。
毒グモはもちろんですが、ハチは毒針を持っていますしテントウムシも表面に嫌われるための液をまとっている生態があります。
蟻もギ酸と呼ばれる成分を持っているため避けるのが無難です。また冷えた餌も与えてはいけません。
冷凍のものを餌にしている場合は中の方までしっかりと常温になるように、ちゃんと解凍してから与えてください。
カナヘビのエサは、子供と大人で頻度や量が変わるので注意
意外と見落としがちなカナヘビの食事の頻度。もう一度、確認しておきましょう。
成長途中の子供カナヘビの食事は「一日一回」餌はコオロギ3匹ほど
個体によってはたくさん食べる場合もあるので、まだ食べる量がよくわかっていないのであれば少し多めに与えてください。
成熟した大人カナヘビの食事は「一週間に二回程度」
彼らカナヘビは爬虫類です。
爬虫類は気温によって体温を変化させる変温動物です。変温動物は体温を維持する必要がない仕組みなため、エネルギーを節約できるのです。
そのため食事はそれくらいの頻度でいいのですね。
サイズはそれぞれカナヘビの成長具合に合わせて与えるようにしてあげてください。
生餌を与えるときはカナヘビが攻撃されることもあるため、しっかり見届けるようにしましょう。
カナヘビの餌とミルワームについてご紹介しました。
爬虫類なので虫を食べますが、その虫にもどんな栄養があるのかということがカナヘビの健康に影響してくるので、どんなものを与えるか注意しつつ、カナヘビが快適に暮らせるようにしてあげましょう。