タコとイカは外見を見たり実際に食べたりすればその違いはわかりますが、生態についてはよくわからないですよね。
足の本数が違うことは知っていても、他にはどんな違いがあるのでしょうか?イカスミは料理にも使われているけど、タコスミも存在するのでしょうか?
タコとイカの違いについていろいろな面から見てみましょう。
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タコとイカの吸盤にはどんな違いがある?
吸盤のあるクネクネと動く足を持ってることで、タコとイカは比較されることが多と思います。
タコとイカの足は似ていますが、違いがあるのでしょうか?
似ているようで似ていないのが、吸盤です。
タコの吸盤は柔らかく、吸い付くように吸着します。
フックなどを取り付ける吸盤と同じように吸着するのです。
吸盤のくっつく麺には更に超微小な吸盤が並んでいます。
また、吸着力を維持するために、吸着面は脱皮するのです。
それに対してイカの吸盤は、筋肉でできたお椀型で、その内側にキチン質の環がハマっています。
包丁などでこすると取れる、固い環がそれです。
その環の内側はギザギザに尖っていて、これを使って餌にしがみついているのです。
タコのように吸着しているわけではありません。
タコとイカはスミにも違いがあるの?
タコとイカの違いはスミにもあります。
タコもイカもスミを持っていますが、イカスミ料理は聞いたことがあっても、タコスミ料理はあまり聞きませんよね。
それは、タコスミがサラサラとしていて、スミ袋を取り出しにくいことが関係しています。
イカスミの方はとろみがあって食材にも絡まりやすいのです。
スミの違いは、タコとイカのスミの使い方に関係しています。
タコもイカも敵から逃げるときにスミを使うのですが、タコはスミを目くらましとして使います。
そのため、サラサラしたスミを吐き出し、拡散することで目くらましに使うのです。
イカは逃げるときに、スミを自分だと思い込ませるために使います。
そのため拡散しないように、とろみのあるスミなのでです。
実はタコとイカの足の数に違いはない?
「タコとイカの違いとは?」と聞かれたら、真っ先に答えるのは足の数ではないでしょうか。
タコは8本、イカは10本ですよね。
しかし、実はイカの足も正確には8本と言われます。
10本あるうちの2本は、触腕と呼ばれるもので、獲物を捉えるときに使います。
先端に吸盤が集中しているのです。
自分の実に危険が及ぶと、この触腕を引きちぎって逃げることがあるようで、足が9本や8本になってしまうイカもいるそうです。
タコは8本の足がありますが、1本だけは先端が生殖器になっています。
タコも的に捕まると足を引きちぎって逃げることがあるそうです。
しかしイカと違うのは、ちぎれてもトカゲの尻尾のように新しく生えてくることです。
ただ残念なことに、引きちぎれたときに切り口の形によっては2本に分かれてしまうこともあるそうです。
そうなると、足が9本のタコになってしまいます。
タコとイカの寿命とは?
タコとイカの寿命をご存知ですか?
長く生きられそうなイメージのタコですが、実際には1年~2年程度が一般的です。
タコには面白い話があります。
もし、タコの寿命が人間と同じ位だったら、海底に都市が作られるかもしれないというのです。
タコは先程もご紹介したように、足がちぎれても生えてくるのです。
8本の足を96本にまで増やしたタコが、三重県の志摩マリンランドに展示されているそうす。
それだけ多く襲われても逃げ切れたタコは頭が良いと言われています。
実際、餌の入った容器の蓋をあけたり、道順を覚えたり、道具を使うこともあるようです。
そのため、海底都市の話も出てきたのでしょう。
イカの寿命は一般的には1年程度と言われますが、2~3年生きるものもいて個体差があると言われます。
頭がよくしぶといタコとは違い、イカは繊細な性格のようです。
そのため、水族館などでは飼育が難しく、入れ替えも頻繁に行われるそうです。
イカは春に産卵して、夏頃には生涯に幕を引くと言われます。
タコとイカは分類や知能にも違いがあります
タコとイカでは上記でご紹介したように、足の吸盤や本数、スミや寿命に違いがあります。
他にもいくつか違いがありますのでご紹介しましょう。
まずは分類上の違いです。
イカは軟体動物門、頭足綱、鞘形亜綱、十腕形上目となりますが、タコは途中から変わります。
軟体動物門、頭足綱、鞘形亜綱、八腕形上目、タコ目(八腕目)となります。
途中までは同じですから、近い関係で有ることは間違いありません。
人間でいう親戚のような関係でしょうか。
他には知能についても違いがあります。
先程もご紹介したように、タコは動物の中でもトップクラスの知能を持つと言われるほど頭が良いのです。
蓋を開けて餌を取り出したり、道具を使ったりとかなり知能が高いことがわかります。
しかし、実はイカもすごいのです。
鏡に映る自分を自分だと認識することを鏡像認知と言いますが、これはヒトやイルカなど限られた動物しか持っていない能力です。
イカはこの鏡像認知ができるのです。
タコにはない能力です。
また、タコとイカでは移動方法も違います。
イカは海の中を泳いで移動しますが、タコは泳げないわけではありませんが這い回ることが多いのです。