うさぎが仰向けに寝るのは危険です!仰向けが危険と言われる理由

うさぎが仰向けに寝る姿をみて「可愛い」と思う人もいますよね。確かにその姿は癒やされるものかもしれませんが、うさぎが仰向けの体勢で寝ることは、危険なことだといわれています。

では、一体どうしてうさぎの仰向け寝が危険なのでしょうか?うさぎの状態はどうなっているの?

そこで今回は、うさぎが仰向けで寝ると危険と言われる理由と、うさぎがリラックスしているときの様子についてお伝えします。

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うさぎが仰向けに寝るのは良くない!

よく、人間と同じように何でもさせようとして喜ぶ人がいますが、人間とは体の構造や特性は違うので負担がかかってしまいます。

うさぎを仰向けにして寝かせようとしてしまえば、大きな負担がかかってしまいます。

うさぎの背骨が、丸くなっていて、きれいなアーチ状になっているのが本来の正常なウサギの姿勢となります。

そして内臓は下側にあります。

しかし、万が一仰向けにしてしまえば、そのアーチが崩れて背骨が真っ直ぐの状態になり、重力で内臓が背中の方にきてしまい、その内臓の重みで圧迫されてしまいます。

うさぎは骨が弱いので、内臓で圧迫されてしまう事によって背骨が骨折してしまったり、呼吸がしにくくなってしまったりしてしまいます。

無理やり抱っこをしようとして暴れさせてしまう事になったり、仰向けに抱っこしてしまう事は絶対に避けましょう。

ストレスがかかったり大怪我をしたり、パニックになったりしてトラウマにもなってしまうでしょう。

うさぎが仰向けに寝るときはどんな状態?

うさぎにとって仰向けは、大変な姿勢ですので、どんな表情でも行動でも心の中では大パニックです。

仰向けになってしまっていると、内臓で圧迫されているために身動きも取りにくくなってしまいます。

どんなにパニックになっていても苦しくても痛くても、呼吸もしにくくなっているために鳴く事もできずに、ジッとしているしか出来なくなります。

健康のチェックなども、できるだけ動物病院に行って慣れている獣医さんに調べてもらえるようにするなどしたり、気をつけましょう。

また、爪切りで暴れてしまうなどで、ジッとさせるために短時間どうしても仰向けにさせたい事があったとしても、嫌がっているようであれば違う日にしたりなどして決して無理をしたり時間をかけたりしないようにしましょう。

うさぎが自発的に仰向けに寝ることはない

写真や動画などで、ウサギが仰向けになっているものを見た事がある人がいるかもしれません。

しかし、うさぎが自ら仰向けになる事はありません。

もしも仰向けになっていたら、ひっくり返されてしまって、動けなくなってしまっている状態なのです。

目を閉じていても、寝ているのではなく、動けなくて苦しくて困っているのです。

人間からしたら可愛い姿でも、その可愛い姿を見たいがためにわざとにひっくり返してしまえば、うさぎにとってはとても迷惑で可哀相なことですのでやめましょう。

爪切りなどでひっくり返す時も、できるだけ短時間にするなど工夫しないといけません。
目を閉じていたとしても、気持ち良さそうに寝ているなどと勘違いをしてそのままにしてしまう事のないようにしましょう。

人間や、犬、猫とうさぎは、それぞれ特性や構造が違いますので、一緒に過ごしていたり接したりするのにあたって、よく知っておく事は大切です。

苦しくても言葉に出して言えないので、知識や普段からの様子チェックは必要な事です。

飼育下のうさぎは仰向けで寝る事も!注意して見守って

外敵が多い本来のウサギは、本来とても警戒心が強くて、いざという時に逃げられるようでないといけません。

また、目を瞑らないで寝る事も多いようです。

夜行性なために、夜に起きていて、明るくなると暗いところを探して軽い睡眠をとる生活リズムです。

しかし、ずっと飼育されているうさぎでは、安心安全なところで、外敵もいない状況で生活しています。

そしてそれに慣れて、警戒心も薄くなっているうさぎも多くなっています。

警戒心が薄くなる事で目を瞑って寝るうさぎも多くいます。

もしも万が一、自分から仰向けに寝ているような事があれば、内臓に負担がかかったり圧迫されたり背骨が折れてしまう事のないように注意しないといけません。

また、すでに負担になっていないかなど健康チェックの時に獣医さんに大丈夫なのか聞いてみましょう。

うさぎがリラックスしているときの仕草は?

本来はとても警戒心があるうさぎですが、飼い主の前でリラックスしている態度でいる事があります。

そういった時は、飼い主を信頼しているという事です。

うさぎがリラックスしているときの主な仕草

  • 口をモグモグさせている
  • 眠たそうに薄めになっている
  • 体を伸ばして寝転がっている

ブラッシング中や、撫でている時は特にリラックスしやすくなります。

また、温度環境や、ちょうど良い日向で気持ちいい時なども、リラックスしてそのような仕草を見せてくれるときがあります。

リラックスをして安らいでいる時には邪魔をしないようにしましょう。

リラックスをしている時に無理に遊ばせようとしたりしないように、うさぎの時間を大切にできるようにします。

また、普段からも、テレビや音楽の音量を大きくしないようにしたり、大きな音をたてないように気をつける事がストレス予防のためにも大切です。

うさぎの特性をしっかりと理解して、過ごしやすく安心安全に生活できるようにしましょう。