就活が終わらない。
就活生にとって、ものすごく苦しい毎日を過ごしているのに、バブル時代に就職している親は『どうして就職できないの?』『こんな会社大丈夫なの?』なんて、言ってくる。
今の時代の就職活動と、親の時代の就職活動はまったく別物です。
自分たちの時代の価値観を押し付けても、子どもの就職活動にはなんの役にも立ちません。
苦しい子どもの心の内を知ってください。
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就活が終わらないことを親が理解できないのはナゼ?
親世代が就活していた時代と現在では、就職の事情がまったく違います。
親世代が就職活動をしていた時代は、正社員率が高く、今のような派遣社員や契約社員の制度はなかった時代の人がほとんどでしょう。
就職するための活動も、以前までは手書きの資料請求はがきを使用したり、応募書類を企業に提出することが主流でしたが、現在ではネットを利用してエントリーをすることが多くなりました。
そのため、一度に何社もエントリーすることも少なくない状況。
その上、企業の雇用状況も昔とは明らかに変わってきています。
昔は、終身雇用・年功序列といった日本の伝統的とも言える経営でしたが、現在では終焉を迎え、採用するのもその会社にとって必要な人員が厳選されています。
企業のトップで活躍するような優秀な人材は正社員、その他の人員は人件費削減ということもあり、派遣社員や契約社員といった非正規雇用での採用が増えているのです。
親世代の就職事情と、現在とではまったく異なることを親世代がよく理解していないことが言えるでしょう。
就活が終わらないことを親の価値観で子どもに評価をしないこと
子どもの就職活動を応援するために、親も何か力になれないかと試行錯誤することもありますよね。
親が面接官になって、家庭で面接の練習をすることもあるでしょう。
その時、やりがちなのが親が高圧的な態度で「お前の長所を挙げてみろ!」などと言うことです。
こんな面接官ごっこはまったく意味のないものです。
自分自身も、履歴書に書く自分の長所を突然言われて思い浮かびますか?
この場合は、「お前は、こんなところが良いと思う」とか「このエピソードをもっと膨らませた方が良いんじゃないか」など、自分の経験も盛り込んだ具体的なアドバイスの方が何倍も子どもの為になります。
今は、自分が就活していた時とは何もかも違う時代です。
今は、就職したい会社にいかに自分の能力をアピールし、内定を勝ち取るかということが重要です。
社会経験がない子どもに親が出来ることは、自分の経験を活かしながら、子どもに自信を与え、後ろから子どもの背中を押してやることではないでしょうか。
就活が終わらない。親の時代の就職活動はどんな感じだったの?
大学を卒業するくらいの子どもの親が就職活動をしていた時期は、日本のバブル期真っ只中という人も多いでしょう。
この時代の企業というのは、商品を作るだけで飛ぶように売れていた時代。
人材も多ければ多いほど企業も助かるので、1人でも多く人材を確保しようとしていた企業がほとんどだったようです。
そのため、今では考えられませんが、面接の前にOB会やイベントなどに誘われて「ウチの会社に来てくれるよね?」と念押しされることもあるほど、企業は人材確保に躍起になっていたそうです。
また、企業側が大学に直接やってきて採用活動をしていたという話もあります。
このような売り手市場の就活を経験していた親世代としては、現在の就活には理解を示すのが難しいという現状があります。
就活が終わらないことに不安な子供を親はどうサポートするべきか
親世代の就職で、ほとんどの人が重要視していたのが「大企業」や「公務員」に就職することでしょう。
給与も安定しているし、会社の福利厚生も充実しているので、生活も安定します。
さほど就活で苦労しなくても正社員になれた時代とは違い、今は企業側も人員を厳選する時代です。
「大企業に就職すること」に固執するあまり、結果的にどこにも採用されなかったということは避けたいことです。
新社会人として社会に出るタイミングを見失ってしまうことで、その後の人生もやる気がおきなくなってしまうこともあります。
大企業に就職したいと考える人は、当然たくさんいるので、その大勢の中でふるいにかけられ勝ち残るためには、秀でた能力も必要です。
何社も受けているけどどこにも採用されないという就職難民と呼ばれる学生は、このような大企業を選んで受けていることが多いのです。
親としては、「もっと自分に合った会社にした方がいいんじゃない」と思うこともありますが、本人はそのミスマッチに気づいていないことも多く、「能力よりも人柄で採用してくれるはず」とか「この会社だったら私の良さが発揮できる」などとポジティブに考えていることがあるのです。
就活について親の価値観でアドバイスしないで欲しい
就活に苦しんでいる子どもに、何かアドバイスしてあげたいというのは当然の親心です。
でも、就活を頑張っている本人にとって、親のアドバイスは時に邪魔に感じるということもあります。
就職とは数年の話ではなく、これから先の人生のほとんどが決めると言っても過言ではないくらい重要なものです。
昔のような終身雇用制ではなくなってしまった現在でも、最初に就職する会社は、今後の人生を決める大事な駒です。
そんな自分の人生を決める大事な就職を親の意見に従って決めた場合は、親の決めたレールに乗って生きると同様のことになってしまいます。
親と子どもは、親子関係ではありながら、別の人格を持つ人間なので、親の意向が必ずしも子どもにハマるということはありません。
子どもが道を見失った時など、大事な時に親が支えるということは大切ですが、何でもかんでも「こうした方がいいんじゃない」「あなたにはこういうところが合ってるわよ」という意見は子どもの為にならないということです。