指しゃぶり。
赤ちゃんの指しゃぶりではなく、小学生や中学生になっても、指しゃぶりをやめられないことに悩んでいる親や本人が居ます。
小学校に入ったらやめるだろうと考えていたのに、気がつくと中学生。
それでも指をしゃぶる我が子。
いつまで指しゃぶりを続けるのでしょうか?
指しゃぶりをしてしまう行為には、大きく分けて2つの原因が考えらます。
1つ目は、不安やさみしさなど、精神的な安定を求めて指をしゃぶる。
2つ目は、入眠儀式として指をしゃぶる。
クセと言ってしまえばそれまでですが、精神的に不安定さを抱えているのなら、親として対処しなければならないことはいくつか出てくるでしょう。
中学生になっても、指しゃぶりをやめられない原因とその対処法について考えてみました。
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指しゃぶはいつまでしてもいいの?中学性になっても指をしゃぶる我が子
指しゃぶりは、生後3ヶ月頃の乳児期から見られるようになり、成長を感じる行動の一つでもあります。
自分の意思で指を動かすことが出来るようになり、また認識する力が出てきたということです。
しかし、いつまでも指しゃぶりをしていると、指に吸いだこや傷が出来たり、歯並びにも影響してくることがあります。
小さいうちだとあまり習慣化していないうちにやめられて、指しゃぶりをしていたことさえ忘れてしまうこともあります。
だいたい3~4歳くらいまでには、やめられることが多いですし理想です。
それが小学生や中学生くらいの年齢だとどうでしょう。
完全に癖になり、習慣化しているので簡単にやめることが出来ません。
自分で気を付けようと思っても、なかなかやめることが出来なくなります。
このような年齢になってもやめられない場合は、適切な処置が必要となってくるでしょう。
指しゃぶりをいつまで続けるのかな?中学生になってもやめられない我が子。指をしゃぶる原因は?
指しゃぶりの原因として考えられることは、寂しさを紛らわすための行動と、寝るために一種の癖ということが言われています。
寝るためにお気に入りのタオルを触らないと眠れないという子供と同じように、寝るために指しゃぶりをするということは子供なら納得出来ますね。
ですが、ある一定の年齢を過ぎても指しゃぶりをやめられないのは、心が関係していると考えられています。
3~4歳くらいになると、親が言わなくても自然と指しゃぶりをしているところを誰かに見られると恥ずかしいという気持ちになります。
幼稚園や保育園でしないようになり、そのままやめることが出来ていくパターンもあります。
その段階を過ぎてもやめられない子供は、寂しさや心に不安要素を感じていることが大きいかもしれません。
- 引越しで環境や友達が変わった
- 下に兄弟が出来た
- 親からの愛情に満足出来ていない
このような些細に感じるようなことでも、子供にとっては寂しさや不安、ストレスとなります。
焦って無理にやめさせることは逆効果です。
余計にストレスになってしまいます。
たくさん話しかけて指しゃぶりをする隙を与えないようにしたり、たくさんコミュニケーションを取るようにして、愛情を伝えるようにしていきましょう。
指しゃぶりがやめられない!いつまで続けるの?中学生になってもやめられないのは心の問題?
指しゃぶりの他に、爪を噛むという手を口に持っていく行動は、不安の表れが強いと言われています。
赤ちゃんは、授乳してもらうと安心してそのまま眠ってしまったりします。
その感覚に近いもので、手を口に持っていくと安心して落ち着くということが言われています。
小学生や中学生になってもやめられないのは、何か不安やストレスを抱えているというサインかもしれません。
癖と言ってしまうとそれまでかもしれませんが、癖なんだからやめなさいとか、いつまでそんなことしているのという言葉はNGです。
きっと子供自身もやめなければ…ということはわかっているのです。
そこを親が追い討ちをかけると、どこにも逃げ場はなくなってしまいます。
子供とのコミュニケーションや会話をたくさんするように心がけ、その中でどのようなことに不安やストレスを感じているのか探っていくことが必要です。
気付くことで不安要素を取り除いてあげたり、適切な対応も出来るようになります。
専門医のカウンセリングを受けることも良いでしょう。
改善するために親が近くで寄り添い、子供を安心させてあげましょうね。
指しゃぶりをいつまでする気なのか?中学生になる我が子が指しゃぶりをやめるまで
指しゃぶりをいつまでする気なのか。
きっと子供自身も、出来ることならやめたいと思っているはずです。
周囲に知られたくないと思っているはずです。
しかし、そのような気持ちに気付かないと子供自身の意思や嗜好で、いつまでも指しゃぶりをしているのではないかと思ってしまいます。
そうなると、どうしても「中学生にもなって何してるの」「中学生にもなって恥ずかしいことしないで」と強い口調で話してしまいます。
この言葉は子供にとってはとても辛く傷付き、自分を否定されたような気持ちになります。
- 無理にやめさせるようなことはしない
- 本人に自覚してもらうようにする
- 指しゃぶりを責めたり、叱ったりしない
- 矯正やカウンセリングという方法もあることを頭に入れておく
- 親が寛大な心で接する
親として気を付ける点としては、このような部分です。
一歩外に出ると、学校や人間関係など子供なりにいろいろな世界があります。
そこで不安やストレスを感じることが全くないということが、正直難しいですし成長していく中で避けて通ることは出来ません。
なので家庭では、子供が安心する居場所だということを強く認識させてあげるように意識しましょう。
不安を感じて指をしゃぶってしまうのなら、その不安を幼児期までさかのぼって解消する必要がある。
小学生や中学生、あるいは高校生になっても指しゃぶりがやめられない場合は、大人になっても続く可能性があるでしょう。
しかも高い可能性があるでしょう。
実際に社会人になっても、仕事などで不安やストレスを感じると、指しゃぶりをしてやめられないという人はいます。
同じく爪を噛むことで、安心感や落ち着きを取り戻すという人もいます。
大人になってのこのような行動がやめられないことを「咬爪症(こうそうしょう)」と言います。
専門医による治療が必要で、安定剤や漢方薬の服用という方法が取られます。
指しゃぶりや爪を噛むという行動を抑制することはもちろん、乱れがちな心のバランスも整えていくことを目標とします。
自分でどうにかしようとすると、プレッシャーや自己嫌悪という感情からさらにストレスに感じてしまいます。
抱え込んで悩まずに、専門医に相談してしましょう。