人工大理石キッチンのサビを除去する方法と普段のお手入れ方法

人工大理石のキッチンに、うっかりヘアピンといったサビやすいものを放置してしまうと、人工大理石の表面にサビがついてしまいます。

もらいサビと言われますが、この厄介なサビを取るにはどうすればいいのでしょうか。その方法とは?

人工大理石についてしまったシミはなかなか取ることが難しいようです。
普段のお手入れ方法もご紹介します!

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人工大理石のキッチンについたサビを除去するには?

人工大理石は衝撃や熱に弱い

オシャレな人工大理石のキッチンは、見た目も良く人気のキッチンです。

美しく保つために日頃のお手入れが大切になります。その美しい見た目とは引き換えに、熱に弱くサビやお汚れが取れにくいという難点もあります。

人工大理石のキッチンにうっかり傷やサビが付いてしまうと、そこが気になってついつい目に入ってしまいますよね。

サビは、金属が空気や水に触れることで腐敗してできるイオン化現象のことです。

おもにヘアピンなどをつい放置し、気づいた時にはサビが付いていたということもあります。

このサビの厄介なところは、サビの種類や、時間の経過も関係あるとは思いますが、とにかく取れにくいということです。

自宅にあるものを使ってもサビが落ちない場合、サビ取り専用のクリーナーを使うことをおすすめします。

使えるサビの種類によって使えるクリーナーは違いますので、鉄サビに使えるかということを確認してください。

ほとんどのサビ取りクリーナーは、直接サビにクリーナーを塗り、数分放置するとサビ部分が変色するので、後は拭き取るだけという簡単な使い方です。

人工大理石のキッチンについたサビはサビ取り剤以外では取れないの?

金属製のものを長時間放置しておくと、置いていた部分が黒く変色してサビになってしまいます。

この現象を「もらいサビ」と言います。

女性なら、風呂場でヘアピンをつい置きっぱなしにしてしまった経験をした人もいるのではないでしょうか。

気が付いた時には、浴槽のヘリ部分が黒く変色していたということもあります。

このサビを見つけた時、多くの人はとりあえずこすって見ると思います。

それでも落ちない場合は、家にある物を駆使して洗剤や漂白剤などをかけてこするのではないでしょうか。

まず一般の台所用洗剤は、普通の食器などについた汚れには効果がありますが、サビには効果がありません。
塩素系の漂白剤も同様に、サビには効果がないのです。

また、人工大理石は、強くこすりすぎるとツヤがなくなってしまうので、研磨力の高いものは使わない方が無難です。

クエン酸を使うことで、酸で溶かすということも効果的ですが、人工大理石のような素材は酸の影響で表面が溶けて傷んでしまうということもあります。

素材によって、酸は使用する物を選ぶ物ということを覚えておきましょう。

人工大理石のキッチンにサビをつかせない!普段のお手入れ方法は?

人工大理石のキッチンをいつまでもキレイに使い続けるためには、何と言っても日頃からのお手入れが大切です。

目につく汚れがついていないように見えても、キッチンは使用頻度が高い部分なので、実際は油汚れなどで汚れているものです。

汚れは、どんな種類であっても放置しておけばおくほど落ちにくくなるもの。

キッチンを使い終わったら、お手入れすることを習慣付けることが良いでしょう。

人工大理石キッチンにおすすめの掃除グッズは「メラミンスポンジ」です。

メラミンスポンジは、白くて四角い形のメラミン樹脂で作られたスポンジです。

水を付けてこするだけで汚れが落ちることで有名で、ハウスクリーニングのプロもメラミンスポンジは欠かせない掃除グッズというくらい人気です。

メラミンスポンジは、柔らかいのでどこにでも使えると思ってしまいがちですが、実はれっきとした研磨剤なので、ツヤ出し加工がされたところでメラミンスポンジを使ってしまうと、加工を削ってしまうことになります。

おもに洗面台や浴槽は、このような加工がされていることが多いので、メラミンスポンジを使う場所は注意しなくてはいけません。

人工大理石も、強くこすりすぎることは厳禁なので、普段のお手入れはあくまで優しく掃除するということが大切です。

人工大理石のキッチンはデザイン性があって人気だが一度ついたシミを取るのは難しい

昔は、キッチンというとどの家庭もステンレスが一般的でした。

近年では、キッチンもインテリア性を重視する傾向になり、キッチンを選ぶ際にはステンレス製と人工大理石(人造大理石)製かの2択が多くなっています。

人工大理石の特徴は、何と言ってもその美しい見た目やデザイン性です。

デザインが豊富に揃っているので、他の部屋との調和を考えて色を選んだり、キッチンだけでもインテリアの主役になるくらい個性的なキッチンを作ることもできます。

ただ、汚れに強いステンレスと比べると、人工大理石は弱いと言わざる負えません。

衝撃や熱にも弱いので、火をかけ終わったばかりの鍋を置いたり、ワークトップの上に物を乱暴に置くと、傷や染みが出来てしまうことがあります。

そして、一度付いてしまった染みは、そのままにしておくと素材の中に染みて、汚れが落ちにくくなってしまうことも。

乱暴にこすってしまうと、人工大理石に傷がついてしまうので、お手入れも優しくというのが基本です。

日頃から、愛着を持ってお手入れしていれば、美しい状態のまま人工大理石のキッチンを保つことができます。

人工大理石のキッチン天板は修理や補修ができるの?

人工大理石のキッチンはデザイン性が高く、好んで選択する人も多いですが、丈夫なステンレスと比べると、傷や衝撃に弱いという特徴があります。

人工大理石は、天然の大理石よりは衝撃には強いですが、表面が樹脂で出来ているため、耐久性を考えると天然の大理石にはかなわないという性質があります。

おもに、人工大理石(人造大理石)キッチンでのトラブルには、熱により焦げ付きや、ヒビなどがあります。

それまでステンレスのキッチンを使っていた人が、人工大理石の特徴を考えずに、例えば熱い鍋を直接ワークトップに置いてしまったために、焦げ付いてしまったり、重い物を乱暴に置いたことにより、ヒビが入ってしまったりということは多いようです。

また、長期的に使用し続けたことで歪みが出来て、そこからヒビになってしまったというケースもあります。

このように人工大理石に傷が付いてしまった場合は、補修が必要になることもあります。
比較的傷が浅い場合は、表面を研磨して、段差を埋める作業が必要になります。

市販の補修用硬化性樹脂を使用して段差を埋めるという作業も場合によっては必要になります。