鍵を玄関ドアに後付けするには?後付けする時の鍵の選び方

玄関ドアはもちろん、家のドアに鍵を後付けすることで、防犯面だけでなくプライバシーを守ることができます。
鍵を取り付ける時にドアに穴があくのでは?と思ってしまいますが、最近は穴あけ不要で取付けも簡単な鍵が多くありますので、あなたの条件に合うタイプの鍵をネットなどで選んでみるといいでしょう。
また、鍵を後付けする時は鍵を取り付ける位置にも注意が必要です。
ぜひ参考にしてください。

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鍵をもう一つドアに後付けするメリット

私が子供の頃は在宅中は玄関の鍵は開けっ放しでした。ご近所どこの家も同じで、お友達の家に行ってチャイムを鳴らしてドアを開けて待っていて、返事があるとそのまま入って行ったものです。外で遊んで帰宅した時には母が居て、鍵など気にせずに家に入っていました。しかし、最近は物騒になり自宅にいる間も鍵をかけておかないと様々な危険性があります。それどころか鍵が一つでは安心できない時代になっています。
私は鍵を使わずに鍵を開ける技術は持っていないので、鍵さえかけておけば安全と思っていました。しかし、中には鍵のタイプによっては簡単に開けてしまう人がいるのです。

今や鍵は二つかけるのが王道になりつつあります。
鍵を開けて侵入を試みる人にとっては二つ鍵がある住宅よりも一つだけの住宅の方が短時間で侵入できるので、一つだけの住宅を狙うでしょう。

もし玄関に鍵が一つしかついてない場合には、もう一つ鍵を取り付けましょう。

ドアに鍵を後付けしたい!今は安価で穴あけ不要なものが多いのでおすすめ

私は賃貸住宅に住んでいます。玄関の鍵は昔からよくあるタイプの鍵で、外側からはギザギザの鍵を差込み回して使用し、内側にはつまみが付いていてつまみを回して鍵を開けたりかけたりするサムターン式です。内側にはチェーンロックが付いています。この様に鍵は2つついてるのですが、チェーンロックは実は外側から開ける事ができるという話を聞きました。近年では在宅中に侵入されるケースも聞くので、これだけでは心もとないと感じるようになりました。そこで、もう一つ鍵をつけようと考えました。

鍵をもう一つ取り付けるとなると工事が必要であったり業者に依頼するなどとても手間とお金がかかるのではないかと思いました。調べてみると自分で取り付けの出来る鍵を見つけました。しかし、ドアやドア枠に穴を開けるとなると大家さんの許可を取らなければなりません。それまた手間です。ところが更に自分で取り付ける鍵を調べていると、ドアやドア枠に穴を開けないで取り付けることの出来る鍵がある事が分かりました。ドアやドアの枠に挟んで取り付ける鍵です。鍵の種類によって取り付けられるドアの形に制限があります。
私は自宅のドアに取り付け可能な鍵を見つけました。ドアの内側に、ドアに挟んで取り付けてるディンプルキーです。

玄関ドアに防犯対策で鍵を後付けする時は、ピッキングが困難なタイプがおすすめ

私の家はかなり古いマンションなので玄関のドアの鍵は古くからあるギザギザしたタイプの鍵です。最近友人が一戸建ての住宅を購入して、「合鍵を作りたいけれど変わった鍵だからホームセンターで作れるかな…」と話していました。見ると鍵穴に差し込む部分にギザギザがなくて面に丸い小さなくぼみがいくつもあります。この時に初めて「ディンプルキー」を見ました。

ディンプルキーは防犯性が高いので、新しい住宅では多く採用されている

実家は一軒家ですが古いのでまだギザギザの鍵です。もしドアを付け替えるようなことになったらディンプルキーをすすめようと思います。
我が家が防犯性を高めるにはドアを付け替えるのは困難なので、ダイヤル式の補助錠を付けるのが良いと思われます。ダイヤル式ならば番号を知られない限りはそうそう侵入されることはないでしょう。

防犯対策にはディンプルキーやダイヤル式など新しいタイプの錠や今付いて入る錠とは違うタイプの錠を取り付けると良いでしょう。

認知症による徘徊防止にも鍵の後付けは効果的

二つめの鍵は防犯以外の役割で使用する事もできます。

認知症で徘徊してしまう家族が同居している場合にも有効です。
その場合に便利な機能が付加されている鍵があります。ドアの内側に取り付けるサムターン式で、内側のつまみを外せる鍵です。内側のつまみを外した状態では内側からでも鍵を開ける事ができなくなります。
また、鍵穴が内側と外側の両方にあり、内側から鍵を開ける場合にも鍵が必要なものがあります。
これらの鍵だとつまみや鍵が無いと鍵を開けて外へ出る事が出来なくなるのです。

ドアに鍵を後付けする時の取り付け位置について

後付けする鍵はできるだけ高い位置につけるとピッキング防止効果が高まります。

人は調度手元の高さだと最も作業がしやすく外部から見ても自然な状況に見えます。しかし、高い位置での作業は困難で、周囲から見ても伸び上がってドアの上部をいじっていると「何をしているのだろう?」と注目を浴びます。防犯の目的の場合には鍵は自分が開け閉めできる範囲内で高い位置に取り付けると良いでしょう。
しかし、同じ鍵を使用する家族に高齢者や子供がいる場合には彼らが使用できる範囲内で最も高い位置に取り付けましょう。

防犯にはご近所の目も役立つと聞いた事があります。実家へ行くと、実に近所同士の目が行き届いていると感じます。「いつ誰の家にどんな車が停まってどんな人が降りてきた。どの位の時間滞在して帰って行った。」「誰々のお宅に訪問者が着たけれど留守みたいでそのまま帰っていった。こんな車だから何々の業者さんかな」などと恐ろしいほどに近所の状況を把握して話して聞かせてくれます。それは私の両親だけではなく近所のほかの家の方も同じようです。昔から馴染みの顔ぶれなので常にお互いの様子を把握している状態です。「ちょっと他のご家庭の事に感心を持ちすぎなのでは…」とも思いますが、防犯性は抜群だと思いました。向かいの住宅の方は外での作業が好きで常に外にいるような方なので、その方がいる限りはこの近所では泥棒は現れないだろうと思われます。ここまでとは行きませんが、ご近所さんと挨拶を交わしてある程度の関係を作っておくとお互いに防犯効果が高まるのだろうと思いました。