体が柔らかいと、ケガ防止や自分の体の不調に気がつきやすいですよね。日頃から体を柔らかくする柔軟体操をしておくことで、睡眠の質も上げることができるそうです。
そんないろいろなメリットがある体の柔らかさ。では、どのような運動をどのようにすれば硬い体を柔らかくすることができるのでしょうか?
体を柔らかくする方法や注意するポイントを紹介します。
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すぐに体を柔らかくする方法はある?
体を柔らかくするには、毎日のストレッチやマッサージが大切です。
しかし、必ずしも毎日継続して行うことが出来るとは限りません。
継続が難しい場合は、すぐに実感する方法で、体を柔らかく出来たらいいと思いませんか。
実は、すぐに体の柔らかさを実感出来る方法があるのです。
ふにゃふにゃ~と言いながら前屈すると柔らかくなる
体が硬いと、前屈をしても全然前に倒すことが出来ません。
そんなとき、前屈をしながらふにゃふにゃ~と語尾を伸ばしながら行ってみて下さい。
ふにゃふにゃ~と言うことで、リラックスした状態で息を吐き続けることが出来ます。
程よく筋肉の力を抜くことが出来て、前に倒すことが簡単に出来るようになるのです。
ゴルフボールを踏むと体が柔らかくなる
足の裏全体で、片足1分ずつボールをコロコロ転がします。
少し痛いかな?と感じるくらいが、ちょうどいい強さです。
足の裏を刺激すると、体の柔軟性が高まります。
効果の実感を持続する時間は短いものですが、即効性はあります。
ぜひ試してみて下さい。
体を柔らかくするために腹筋を10回する
お腹に精一杯力を込めて、10回腹筋をします。
お腹を縮めると、背中が伸びるというストレッチ効果で柔軟性が高くなります。
腹筋をしていない状態と、腹筋をした後の前屈の違いを比べてみて下さい。
膝の少し上に体を柔らかくするツボがある
あまり知っている人は多くありませんが、膝の上には体を柔らかくするツボが多く集中しています。
強くつまみツボを刺激することで、体を柔らかくする効果があるとされています。
体を柔らかくする方法
先ほどは即効性を実感することが出来る方法を紹介しました。
次は継続的な体の柔らかさを、実感することが出来る方法を紹介します。
体を柔らかくするニーアップ
腸腰筋や太ももといった、下半身全体の筋肉を伸ばすことに効果のあるストレッチの方法です。
簡単な方法なので、お風呂上がりや寝る前のちょっとした時間に、手軽に行うことが出来ます。
- マットやベッドのような、少し柔らかさがあるものの上に仰向けになります。
- 両手で優しく押すように、右膝を胸に近付けるように曲げます。
- 曲げられる限界のところで20秒ほどキープします。
- 右膝を戻し、左膝も同じように行います。
非常に簡単な方法ですよね。
上半身は力を抜き、リラックスした状態で行うことがコツです。
息を吐きながら前屈すると体が柔らかくなったと実感できる
こちらも非常に簡単な方法で、年齢なども関係なく、誰でも行うことが出来る方法です。
- 足を前に伸ばし、床に座ります。
- ゆっくりと息を吐きながら、上半身を少しずつ前に倒していきます。10~20秒ほどキープします。
簡単に出来る方法ですが、息を吐きながら前屈をすることがコツで、体が柔らかくなることを実感することが出来ます。
体を柔らかくする方法を試すときのポイント
体を柔らかくするために、ストレッチなどいろいろ方法を紹介しました。
しかし、間違った方法や体に無理のかかるような方法では、意味がありません。
正しく行うためのポイントをいくつか紹介していきます。
- 時間をかけてゆっくり行う
前屈などをするときに、勢いや反動をつけて行う人がいますが、これは意味がありません。体に無理をかけ、痛みをも感じてしまいます。ゆっくりと1分以上かけて、徐々に体を伸ばすように行いましょう。1分ストレッチ、1分休憩というサイクルで繰り返すのがいいですよ。 - 息を吐き、呼吸を安定させる
体の柔らかさには、実は呼吸も深く関係しています。ヨガをイメージしてみて下さい。慣れている人は、非常に体が柔らかいですよね。体の柔らかさももちろんありますが、呼吸法にもポイントがあるからなのです。体を伸ばすときに、ゆっくり息を吐くということにも意識を向けると、それだけで体の柔らかさに変化が出てきます。 - 体を温める
人間の体以外のものでも、温度が高いほど伸びやすいと思いませんか。人間もお風呂上がりのような、体が温まった状態が一番柔らかく伸びることが出来ます。ストレッチを継続して行うなら、断然お風呂上がりの時間をおすすめします。
体を柔らかくする方法で間違っている事とは?
どんなに毎日、決まった時間に一生懸命ストレッチを行っても、根本的な部分が間違っていると効果を発揮することが出来ません。
自分の方法で間違っていることがないかを、今一度確認してみて下さい。
体を柔らかくするために痛みを我慢して続ける
痛みを我慢してでもストレッチを続けていたら、だんだん体が柔らかくなると思っていませんか。
残念ながら、これは大きな間違いです。
痛みを感じると、体は筋肉を硬くして、自分自身の体を守ろうと反応します。
筋肉を硬くしてしまっては、意味がないどころか逆効果ですよね。
痛みを我慢してのストレッチは、ただ苦痛なだけなのです。
長時間行っても体は柔らかくならない
30秒以上、一つの体勢をキープしても効果はありません。
30秒以上経過すると、そこから効果が上がることはほとんどありません。
長時間キープするのではなく、短時間のストレッチを何度も行う方がずっと効果的です。
苦手なことをたくさん行う
苦手なことは、たくさん挑戦すると徐々に上達しますよね。
しかし、ストレッチに関してはあまり当てはまりません。
やりやすいものから始めた方が、苦手なことでも徐々に体が反応出来るようになっていたりするものです。
体を柔らかくしたいのなら全体をストレッチしよう!
そもそもなぜ体が硬くなってしまうか知っていますか。
体が硬くなってしまう主な原因は
- 筋肉の緊張
- 運動不足
- 骨格の歪み
- 加齢
ということが影響しています。
子供の頃は体が柔らかかったのに、という人が多いと思いますが、加齢や運動不足という要因が重なって徐々に体が硬くなってしまうのです。
では体が柔らかくなると、どのような変化があるのでしょう。
きっと思っている以上に、体にとっては嬉しい効果がたくさんあります。
- 怪我がしにくくなる
- 血行不良が改善される
- 疲労の回復が早くなる
- 腰痛や肩こりの改善にも繋がる
- 姿勢の悪さが改善される
- むくみや冷えという悩みも軽減される
どうでしょう。
体を柔らかくするだけで、こんなにも健康的な体を手に入れることが出来るのです。
正しく体を柔らかくするためには、体全体を均等にストレッチすることが大切です。
左方向へ伸ばしたなら、同じだけ右方向にも伸ばします。
前方向へ伸ばしたなら、同じだけ後ろ方向にも伸ばします。
均等にバランス良くストレッチするということを、意識して行ってみて下さい。